日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

時間があるので伊勢参り

打ち合わせまで少々時間があるので、久しぶりに内宮に参ろうと思う。宇治山田駅前からバスに乗り、伊勢神宮内宮の門前「おはらい町」の入り口へ。

雨の平日であるが、それなりに人は出ていた。実は伊勢の内宮に来るのは4度目なのだが、来るたびに整備されていて、どんどん商店の数が増えていっている。おかげ横丁という一角も出来た。石畳で風情も統一されていて、非常に開発が上手く行っている印象を受ける。
ただ、今回気になったのは1000円均一の店とやたら五月蝿い干物屋が出ていたことで、これまでの特異・独特な雰囲気がやや失われて、普通の観光地になりかけていた。
やわらかいうどんにたまり醤油がかかった「伊勢うどん」、相変わらず不思議な食べ物だが私は好きなのだが、これを食べてからお参りする。境内は『真夜中の弥次さん喜多さん』景気でポスターが沢山貼られていよいよ賑わっており…ということは全く無く、平成25年に控えた式年遷宮の準備が着々と進んでいる感じであった。正宮の横、新しい正宮を作るほうの敷地(古殿地)には看板が。

下の写真、左側の敷地が新しい遷宮先で、右のほうに見えるのが現在の正宮となる。

シトシトと降り続ける雨に参道は霞み、山には低く霧が垂れ込め、新緑から深い緑になりつつある森は雨に濡れて一際色濃く鬱蒼と茂り、弥が上にも「なにごとのおはしますか」という雰囲気になる。

いろいろ個人的な宗教的、心情的、思想的背景は抜きにして、伊勢神宮のこういう雰囲気は大好きだ。