日毎に敵と懶惰に戦う

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カッとなってダム見学

7時半起床。夕べ、なんとなく、宮ヶ瀬ダムについていろいろ見ていて、突如カッとなって行きたくなったので、大急ぎで身支度を整えて家を出た。
綱島から菊名、横浜線で町田、小田急線で本厚木。ふぅ、けっこう遠いな。ここからバスで行くのが一番の近道だ。駅前で朝飯のおにぎり食べつつバスを待ち、神奈川中央交通の「厚01」半原行き(野外センター経由)9:20の人となる。バスは街中をトコトコ走り、厚木市愛川町の境辺りで突如スピードを上げて、緑の中を進み、峠を越えて、車窓右には川原で遊ぶ子供たちが見えてくる。中津川のキャンプ地があるようだ。もう少し進んで、こぢんまりした愛川の町を通り過ぎ、愛川大橋というバス停で下車した。ここまで40分、家の玄関出てから2時間。
ローソンの脇を抜けて川沿いの集落を過ぎ、ダムの管理地に入り、綺麗に舗装された道を登る。宮ヶ瀬ダムは近隣から結構人の来る観光地で、駐車場などもきちんと整備されているらしいが、バスでくる人はほとんどいない。そりゃそうですね。私も建設中に一度、親に連れられて付近をドライブした記憶があるのだが、完成後は初めてなのだ。下流の「石小屋ダム」というちいさなダムを過ぎ、少し行くと…

目の前にドーンと現れる。これが最初の出会い。もうちょっと進んで橋を渡り、発電所の脇に出る。ダムはどんどん大きくなる

下のほうの米粒みたいなのが人間。もはやよくわからないけど。高さ156m、首都圏では最大の重力式コンクリートダムだ。黒部などのアーチ式に比べると優美さに欠けるけれども、やっぱりでかい。大迫力。

比較対象が無いと、なんだかよくわからんな。ここからダムの上に上るには二つ手段があって、ひとつはエレベータ。上の写真の中央左側の構造物が、エレベータのてっぺんになっている。これは無料。もうひとつはインクライン。ダム建設時に利用したダンプ用のインクラインを転用したもので、300円で乗ることが出来る。しかし、この日は点検中で運休だった。残念。こんな乗り物。