日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

地下空間へ

ツアーコンダクター、ボランティアの人らしいのだが、この人の説明と注意と懐中電灯の売り込みを聞きながら、窓の外を見やれば神岡鉱業亜鉛精錬工場が見え、必死に写真をパチリ


漆山という駅で降りて、二手に分かれてバスに乗り換える。バスは坑道の中用のバスらしい、こんなマークが…

細い山道を進んで坑道の入り口に近づくと、坑道から真っ白い煙、ではなく、水蒸気が凄い勢いで噴出していてえらいことになっている。坑内は気温が13〜15度で保たれているため、夏は外に向って、冬は中に向って風が吹くのだという。バスに乗ったまま坑道に入り、真っ暗な中に所々ランプの点る道をひたすらに進む。5分近くも走ったろうか、暗い坑道の中でおろされた。入り口付近では地下水が至るところ溢れていたが、内部では安定岩盤のため、水がほとんど出ていない。このあたりは山の上から1000mの地下空間だ。
ここから真っ暗な坑道を歩いて進む。懐中電灯を持って来いといわれたから暗いのだろうなあ、でも大げさだなあ、と思っていたが、本当に懐中電灯が無いと何も見えない所を歩かされるとは思わなんだ。一人で歩くと相当怖そう。まさに洞窟探検の気分。所々に横穴があったり、無造作に道具が積まれていたり、ワクワクする。写真は到底撮れないので諦め気味。