日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

いよいよ胎内へ

大仏の後ろに廻って、いよいよ胎内に入る。大仏の中は、一部の場所を除いて写真撮影は禁止。というわけで、入り口で一枚。

中は、仏教テーマパークの面目躍如である。入ったとたん、真っ暗な空間でステレオサウンドで仏教の教えが始まるのだが、子供が怖がっている。それは当然見越しているのか、暗くなる前に案内のおばちゃんが「これから暗くなって1分間ほど説明がありまして…ほんとうに1分くらいですので…」という感じで、要するに「ごめんねー、皆さん、でっかい大仏があるから観光とか暇つぶしで来てるだけだよね、こっちも宗教とかいろいろ事情があるんで、悪いんだけどちょっと付き合ってね、本当にすぐ終るから…」という感じで説明してくれた。その正直さや良し。
まっくらな空間を抜けると、まあここからは体感していただきたいのだが、仏像があったり不思議なイメージ展示があったりで、ほうほう、と眺めて2階に進む。とたんに事務的な空間になり、ここは大仏が出来るまでの展示コーナー。足の親指の実物大模型があったり

手や顔の鉄骨模型があったり

工事中の写真は沢山あって、非常に楽しめる。600トン吊れるクレーンを使った、とか、解説も割合ちゃんとしてある。
ここからエレベータで、85mの最上部へ。最上部といっても頭の中ではなく、胸のあたり、覗き窓のようなスリットが開いている部分までとなる。ここからは四方が良く見とおせるが、見えるのはほとんどが畑と森林。東のほうには、建設中の圏央道が見えた。

景色を堪能して、再びエレベータで下層階まで。永代供養の仏像が大量に鎮座ましましている空間を通りぬけ、外へと出た。