日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

市内をぶらぶらと

鹿児島市内にはこれといった観光地は無い。しかし、はじめての町を歩くのは楽しいものだ。空港に着いた時から、「いわさきグループというのが大変に力を持っているのかな」「車の運転が全般に荒いな」などと考えるのも楽しい。
市電に乗って中心部に出て、繁華街の天文館を歩いて、いろいろとお店を冷やかしたり、焼酎を買って敬老の日の贈り物にしたり、西郷さんの銅像を見たり。

公共の建物も、古くて立派なもの、新しくて派手なもの、いろいろあって楽しい。やっぱり、南のほうは昔からお金があるのだろうね…。鹿児島市は50万人以上いるし、九州各県に50万都市、30万都市はごろごろしているわけで、東北とは違うよな…。


この立派な建物は「山形屋」というデパート。創業255年であるらしい。255年て。すげー。

歩きつかれたので、山形屋の裏手で喫茶店へ。鹿児島に来たからには、白熊を食べなくては、ということで使命感に燃えて注文。ついでに、「抹茶エスプレッソ」というのも注文してみる。これがなかなか…

抹茶、エスプレッソ、上に生クリーム。下のほうを掻き回したら抵抗を感じて、引き上げてみたら蜂蜜だった。最初、固まっていて水あめかと思った。さらに、牛皮みたいだけど牛皮でもない妖しげな餅も入っているし。とにかく混ぜて、その奇奇怪怪なる味と頑張って和解しようとするのだが、そうするとペパーミントが「和解するつもりはない!」と拒絶する。凄い。なんだこれは。最後までよくわからなかった。

白熊は、予想通り、というか普通の味だった。大きかったけど。ストローが意味不明だったが、非常に水っぽいので、カルピス様の汁はずるずる吸う必要があるのですね。でも、うん、美味かった。まあ、これで白熊と鹿児島の喫茶店文化の全てを知ったつもりではないので、いろいろご指摘をお待ちしております。