日毎に敵と懶惰に戦う

はてなダイアリーから引っ越しました。酒と食い物と美術と旅と横浜と建築と演芸と…

ビックル飲みまくりなフェデリコ・カルパッチョ氏の正体

私の敬愛するエッセイスト、フェデリコ・カルパッチョ氏。そのスノッブながら底抜け脱線ゲームにして洒脱で小粋で時々トホホなウラヤマシイ高等遊民っぷりに、いやしかし本当にこんな人がいるんだろうか、との疑問を抱えつつ、しかし何度も何度も心のバカンスのように読み返しておりましたが、

正しいニッポン人―49人のガイコク人と木暮修

正しいニッポン人―49人のガイコク人と木暮修

この本を読んで、「ああ、やはり、フェデリコ・カルパッチョ氏は、『訳者』木暮修氏の作り出した架空のキャラクターなのだ」と納得していたのですよ。この本は、

49人の外国人の明かすホンネ!言いたい放題日本論!!本書は、在日非在日を問わず、日本という国や日本人に対して「基本的な疑念」を抱いた外国の方々に登場してもらい、その人たちの質問に木暮修が答えたものである。

てんですけれどね、明らかに「ガイジン」がおかしいの。ほとんど全部ネタで洒落。明らかに木暮氏が作り出したキャラクターです。で、その中に、「フェデリコ・カルパッチョ」と同じことを言っている人が何人か出てくる。だから、ああ、やはり、フェデリコ・カルパッチョも架空の人物だな、と。
極上の憂鬱だか優雅な倦怠だか、どちらかの後書きでも、「おっと、誰かの文体に似てしまった」なんて、正体を仄めかすことを書いていたりしたし。
ところがところが、

05
「フェデリコ・カルパッチョの優雅な倦怠」などを出版しているエッセイストのフェデリコ・カルパッチョ氏は、「婦人公論」(中央公論新社)の滝沢晶子・編集長の夫君だった。
http://www.mmedia.co.jp/memo/2005/memo_0221.html

えええ?うっそお!?

いや、雑誌の話だからガセかもしれないんですよ。でも、これがウワシンとかGON!とかサイゾーならともかく、この雑誌、ファッション業界紙らしいですからねえ。リンク先の並列で書かれている話題も、みんなマトモなネタらしいし。
だから真実だとすると、あとの興味は、あのエッセイに書かれていたことのどの程度が真実なのか、ということと、そしてあの「あっちこっちのおねーちゃんと遊んでいた」のが本当だとすると、滝沢晶子さんとはいつ結婚したのか。これからもう一度読み返してみて、「アキコ」女史がどこに出てくるのかじっくり探してみよう。
あ、そうそう、それから、

なんか「実はこの人は実在しないんだよー」っていうオチは多々あれど
「実は実際の人物でした!」っていうオチを体感するのは初めてな気がする。
フェデリコに会いたい。
http://appengine.exblog.jp/m2005-07-01/#3042721

これも同意。イザヤ・ベンダサンとか、ポール・ボネと同じ偽外人だと思ってましたよ、自分も。

それはともかく、ベンジャミン・フルフォードは本物の外国人だったんですね。私はてっきり、イザヤ・ベンダサンとか、ポール・ボネとか、フェデリコ・カルパッチョみたいな、にせ外国人だとばっかり思っていました。
http://d.hatena.ne.jp/zaikabou/20050720#1121865931

断定しちゃってるし。実際問題、本物、会ってみたいなあ

フェデリコ・カルパッチョという作者はおそらく架空の人物なのだろうなぁ…。これってもしかしたら僕が知らないだけで、よくある話なんだろうか。もっともフェデリコの場合はあとがきで架空の作家であることを匂わせているわけなのだけど、デレク・ハートフィールドのときはあとがきまでリアリティがあたので、ずっと騙され続けてましたね。2年間ほど。
http://d.hatena.ne.jp/bad/20040302#p2

あ、この人も架空の人物だと思ってるし…というか、本当に、実在の人物なの?まだ疑わしい…

後日追記
やっぱり、架空の人物だったようだ。そしてお亡くなりになったとのこと…
http://d.hatena.ne.jp/zaikabou/20070403/1175592401