日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

東京国立近代美術館など

昼ごろまで家でだらだらと過ごし、お出かけ。半蔵門に出て、お堀端を散歩する。天気が良いのだが澄み切っている、というかやや霞みのかかった感じで、ああ、本格的に春が近づいてきているのだな、という気候。お散歩している人達も沢山いる。このお堀端は気持ちいい。

国立近代美術館の工芸館は理由は知らぬが入場無料であったので入り、工芸品を観察。随分前に入ったときと、品揃えがほとんど変わっていないような気もするのだが…。さらに進んで、国立近代美術館の本館。常設展と、渡辺力のリビングデザイン展、これも本日最終日で入場無料なので入る。
萬鉄五郎の裸婦の絵が、なかなか大らかで良いのだが、中崎タツヤとタッチが似ている、と思ったことは秘密にしておく。他に良かったのは富岡鉄斎と、それから、昔オペラシティで見た山口啓介の作品が2点。山口啓介の作品は好きだなあ。わりとお手頃価格で買えるので、一つ買ってしまおうかしらん。渡辺力のほうは、ホテルのロビーの家具を含めた総合デザインが、昔の映画で見るような落ち着いた空間でなんだか好ましい。
美術館を出て、機動隊の脇を抜けると、それはそれは年代モノの集合住宅が。場所柄、機動隊の人の社宅…社宅じゃないな、官舎って言うのかな。お堀の内側にこんな素敵な集合住宅があったとは。写真を撮ろうかと思ったが、場所柄、誰か飛んでくるかもしれないのでやめておいた。
清水門を通り、九段会館をちょっと覗く。宿泊もできるのだな。ロビーで、いかにも遺族会という人達が何かの打ち合わせをしていた。私、結婚式をするなら九段会館か東京ステーションホテルが良いと常々思っているのだが…。