日毎に敵と懶惰に戦う

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水戸芸術館『人間の未来へ|ダークサイドからの逃走』

日立駅から9時45分の電車に乗って水戸へ。途中、東海駅で「原発見たいなあ」とぼそっと言ったら、「喫茶店にいるからご勝手にどうぞ」と言われて断念。ややあって水戸駅に到着。バスに乗って、アコガレの水戸芸術館に初めての訪問である。





磯崎新センセの有難い建物と、タワーを眺めつつ、中へ。本日開催なのは『人間の未来へ|ダークサイドからの逃走』。少々俗っぽい作品もあったが…。
橋本公の作品、1ヶ月1秒で進む世界地図の上に、世界各国が核実験が実施された地点が淡々と示されていく映像が、あまりにも淡々としすぎていて物凄く怖い。それにしても、フランスとかイギリスとか、てめえの国じゃ絶対実験しないのな。
マイケル・ライトの、核爆弾の怖さを認識せずに核実験に立ち会う兵士たちの写真。悪い冗談みたい。広河隆一の写真、オノ・ヨーコのオブジェなど。メッセージ性が強すぎてちょっと、その、なんではあるが、しかしなかなか重いテーマであった。
本城直季の写真展も同時開催中で、スキー場とビーチの相変わらず模型のような写真も堪能する。その後、折角だから、とタワーにも。

エレベータにはきちんとエレベータガールまで乗っていて、地上83メートルの展望台へ。水戸市が一望できる素敵展望台であったが…

シースルーのエレベータから見える内部構造が萌えであったなあ。階段で上り下りできればいいのに。