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日毎に敵と懶惰に戦う

はてなダイアリーから引っ越しました。酒と食い物と美術と旅と横浜と建築と演芸と…

屋外展示とベネッセハウスへ

バスに乗って、つつじ荘のバス停まで。ここに、草間彌生のかぼちゃが。違和感ありまくりで素敵。

歩いて、ベネッセハウスに向かう。途中、5月20日にオープンするベネッセハウスの新棟を建設中であったが、いまだ突貫工事中、という感じで、本当に間に合うのだろうか。見たところ、明るくて雰囲気は良さそうだったが、これと言って特徴もない。やはり、泊まるなら「本館=ミュージアム」か「別館=オーバル」だろうな…。
段々良くなってきた天気の、青空の下で、浜辺の屋外展示を眺める。ここにもウォルター・デ・マリアの作品があって、怪しい宗教みたいな地中美術館の作品よりも、こちらのほうがオープンで雰囲気が良いように思った。大竹伸朗の作品は、本当に船が捨ててあるだけかと…。
丁度3時近くになり、ベネッセハウスにチェックイン。「文化大混浴」の予約を17時でお願いし、部屋に通されて…


おお、なんともまあ、素敵な部屋と眺め…。若いうちからこんな贅沢していいんだろうか、というようなところ。去年、石垣島に行ったときに勝るとも劣らぬ感動。部屋からは瀬戸内海の風景、遠めに地中美術館、目を落とすとベネッセハウスの地下1階にある、杉本博司の海の写真が飾られているのが見える。もう一つの窓からは、大竹伸朗の作品、その向こうにまた海。部屋には、ワインとチーズまで用意してあった。
しばらく休んでから、ベネッセハウス内部の作品を眺める。ここも展示換えとかはしないんだろうかな。やはり、「百年生きて死ね」のネオン管が一番印象的だったろうか。
カフェでウェルカムドリンクのシャンパンを貰い、そのまま、「文化大混浴」に入りに行く。蔡國強の作品で、「直島で一番気の流れの強い場所で…うんぬん」としてあるが、要するに露天風呂では、という気がしなくもないが…。
しかし、坂を下りていくと、お風呂には蓋がしてあって、上でひなたぼっこをする人たちが。こりゃあ、オープンすぎて入れねえぞ。が、我々がバスタオルの入った籠を持ってうろうろしていると、何がしか察するところがあったようで、遠くに行ってくれた。すみませんなあ。

そばにある更衣室(掘っ立て小屋)で順番に着替えて、さっそく入ってみるが…。はははは、これは気持ちいい。気持ちいいが、近くまで来た人がきまり悪そうに立ち去っていくのがなんだか申し訳ない。もっと夜に入るべきだったなあ。しかし、時間が空いてなかったからなあ。

暖まってあがる。帰りの着替えもバタバタしたものであった。夕暮れのひと時を、部屋で本を読みつつ過す。老夫婦みたいだけれど…


そして、夕食。地下1階の食堂で、杉本博司の作品、その向こうに海、沈む夕日を眺めながら食べる「直島遊膳きとま」は、刺身、酒菜、そしてサワラとタコのしゃぶしゃぶと、上品で誠に結構であった。ああ、幸せであるなあ。良いのだろうか、こんなに幸せで。

夕食後、部屋に戻ると、夜食でいなりずしまで用意してあるいたれりつくせりぶり。モノレールで別館まで登り、屋上庭園から眺める夜景もこれまた素晴らしく、いやもう本当に、なんと言ったらいいのか…