日毎に敵と懶惰に戦う

はてなダイアリーから引っ越しました。酒と食い物と美術と旅と横浜と建築と演芸と…

食堂の中国人

ラオカイの街でしばらくウロウロ。国境の街だが、さびしい街。少し裏道に入ると、日本の田舎にいるのではないか、と錯覚してくるような街だった。

夕飯は、朝と同じ食堂で食べる。昼間の薄暗さが嘘のようなにぎやかな店内で、地元の人も観光客も大勢いる。店の奥にはTCLの50インチのリアプロテレビがあり、きっと儲かっている店なのだろう。
ここで、豚バラ肉をザーサイと煮込んだ料理など、中華料理の影響の強いベトナム料理をたらふく食べる。大変においしい。じゃがいもの入ったスープ、エビチリのようなもの、牛肉の入った野菜炒め。

あまり清潔でないように見える店だが、店の奥の厨房が広くて立派で、ある意味、表面だけ取り繕っている日本のチェーン店などよりはよほど真摯で清潔かもしれない。とは言いつつ、ここで食べたのが原因でちょっと腹を下したような気がするのだが…
ビールはラオカイビール。ベトナムには米から作った醸造酒もあるようだが、多くの人はビールばかり飲んでいる。で、全国的に有名な「333」などのビールや、ライセンス生産されているハイネケンなどもあるのだが、各地方にも地ビールがある。このビールもその一つの「ラオカイビール」

ベトナム、というか東南アジアのビールは大概薄いが、これは特に薄く、さらにアルコール度数も3.5%。技術が無くてここまでしか作れませんでした、という風情のお酒であるが。瓶1本640ml入り。あんまり美味くない。
しばらくすると隣に中国人?らしき人の団体さんが座って、なべを食べだした。多分中国人だと思うのだが、話している言葉が中国語なのか韓国語なのか判別できない。ガイドさんに聞いてきると、それは実は、ベトナムからフランスに逃げ出した中国人で、話しているのはベトナム語だと言う。北ベトナムが統一後に行った経済政策のせいで、南部の中国人は相当数が国外に脱出したが、この人たちもそうなのだという。観光旅行に来ているのだろう。
再び夜行列車に乗って、9:00出発、直ぐに眠る。