日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

ホイアンの街を

再び車でホイアンに戻り、昼飯。川沿いにある「さくら」というレストランで、経営者は大阪出身のおばちゃんだった。料理も日本人の口に合うベトナム料理で、要するに量が少なめ、味付けが上品。とくに海老のすり身の包み揚げは大変おいしかったのだが、ベトナム料理好きな人には少々物足りないかも知れぬ。いずれにしてもとても綺麗なレストランであった。
それから、ホイアンの街をぶらぶら。ホイアン安土桃山時代ごろ、世界中から人が集まって栄えた港町で、日本人も沢山きたし、ヨーロッパからも、勿論中国からも多くの人がきて住んでいた。ここの街はベトナム戦争時に空襲を免れたので、建物がみな綺麗に残っている。通りごとに雰囲気は大分違う。


だけれども、どうにも、箱庭のようなところにお土産やばかりが並ぶ街並みになっていて、ややテーマパーク然とした雰囲気ではあるが…。欧米人にはとても人気があるようだ。まあ、一見の価値はあると思いますが。
街では、ちょうど、電線の埋設工事をしているところであった。

ここで、日本橋、中国寺院などをながめる。

また、古い歌と踊りも。この踊りちゅうのは、日本の農村の娯楽みたいのとほとんどいっしょですな。なんて歌っているかさっぱり分からんのだけれど、若い娘さんが出てきて働いているので「あたしゃ働き者の村娘よー、嫁にするならこんな子よー」とか歌っているのだろう。んで、上着を脱いで水浴びしていると男が出てきてなんだが仲良くなるという、NHKの「昼の憩い」にも出てきそうな話であった。最後にステージ上みんなで蛍の光を歌ってお別れ。農協主催NHK製作のようなプログラムであった。見ている人はほぼ全員欧米人ですが…

突然振り出すバケツをひっくりかえしたような大雨、さっきまで別のものを売っていたおばちゃんが突然カッパ売りに早変わりする。お土産屋をぐるぐる廻っていろいろと買い込み、車でダナンの空港まで。空港前食堂で麺類をかきこみ、こんどはB767-200ER…これも欧米人ばかり…でホーチミンシティ。

空港を出て車でホテルまで送ってもらうが、スリに注意してください、などと注意喚起をかなりしつこくされた。ホーチミンベトナムでも際立って治安が悪いのだろうか。チェックイン後、疲れてすぐに眠る。