日毎に敵と懶惰に戦う

はてなダイアリーから引っ越しました。酒と食い物と美術と旅と横浜と建築と演芸と…

そしてお別れ

美術館を出て、ロッテリアで昼飯。どこだってロッテリアは一緒だ。それから本屋に入る。数独ベトナムにもある。越日辞書が大変安く買えるので購入。ベトナムの本は実用書が圧倒的に多い印象で、それから小説も結構ある。「日本語の擬音語擬態語」というテキストやら、折り紙の本やら購入。女性向けの雑誌を何冊か見てみたが、書かれていることは日本と大して変わりない。ファッションとダイエット。旅行は無いが料理はある。
なお、街の路上でロンリープラネットのガイドブックを販売しているおばちゃんを多数見かけた。日本版がほしかったのでいくら?と聞くと「7ドルだ」という。そして、定価が28.99ドルであることを指で示す。うーん安いな、古本なのかな、と思ったが、ビニールで包まれているので内容を確認出来ない。面白そうなので買ってみて、ホテルで確か見たら、すべて中身はコピーされた本なのですね!それにしても割合丁寧な仕事で乱丁落丁もない。組織的にされている仕事らしい。ふへー。
それから、隣の文房具屋で、リラックマのノートを購入したが、韓国でライセンス生産されたものが入っているようだややこしい話。韓国のキャラクター物もいくつかあった。ドラマも韓国のものが流行っているようだし、アジアで韓流ブームというのは本当なのだなあ。
ホテルに戻り、荷物をまとめて、デパートの4階にあるフードコートのようなところで夕飯。最後の夕飯はフォーだった。そして、ドンコイ通りのお土産屋をのぞくと、ベトナムのどこにこれだけの日本人観光客がいたのか、というほどの日本人。みんな、雑貨をかわいいかわいいと言って買い込んでいく。
たしかにドンコイ通りにある店の品物は高いが…それにしても安く…垢抜けている。女の人はお買い物も楽しかろうな。しかし、ドンコイ通りは本当に、観光客とその相手をするベトナム人しかいない疎開のような通りなのであった。
私も陶器を少々購入し、通り沿いにある喫茶店でお茶。おしゃれな店で、フラッペが一杯500円近くした。ここから外を眺めていると、ベトナムにいるような気がしない。

ホテルからバスでピックアップしてもらい、豪雨の中、空港へ。空港の前で、カートに座り込んだおとーさんを家族全員で心配そうに覗き込みながら扇いでいる、という現場にぶつかる。おとーさんは顔は藤原釜足、雰囲気は笠智衆なのだが、状態は「生きる」前半の志村喬である。家族がなんと言っているのか皆目検討はつかないけれど、きっと「おとーさん、おとーさん!大丈夫!?もうすぐ北海道だから!牧場に着くから!」とか励ましているに相違ない。
チェックインも出国検査も遅滞無く済み、マッサージをしてもらって、VN950便は23:40に出発したのであった。いや、10分くらい、出発時間より遅れて現れた日本人の3人組がいたのであるが…さよならベトナム