日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

今週の週刊文春、週刊新潮、雑感

相変わらず、毎週、週刊文春週刊新潮は買い続けている。この二つについては存続し続けるべきだと思っているので。
週刊文春は、あまり見るところ無し。ただ、小林信彦の連載で

小泉が戦後最悪の総理というのは、僕らリベラル世代にとっては常識

的な記述(うろおぼえ)があって、うーん、と首を捻る。このあたりの感覚差は、もはや理屈では埋めようが無い、もっと深層的な問題なのかもしれない。純粋に世代間の問題なので、そ知らぬ顔してdisっとけば良い、のかもしれないけれど。
週刊新潮朝日新聞が招聘したオペラで、出演者が直前でコロコロ変わるのは詐欺まがいだ!的な記事があって、その中で

「これは観客からしたら詐欺ですね」
と、オペラファンの作家、麻生千晶さんが言う。

で吹いた。麻生千晶がオペラファンってのは初めて聞いたよ。その設定、整合性は取れているのだろうか。なんだか、次々に後付で都合の良い設定が追加される、出来の悪いフィクションを見ているような気分であるが。
関連http://mirror-ball.net/2006/04/post_55/
それから、去年の秋に行われて私も行った『D-HAUS』というイベント
http://d.hatena.ne.jp/zaikabou/20051010#1128942557
大失敗で閑古鳥が鳴いて大赤字、毎日新聞からはいまだに経費が不払い…という話。確かに、入場料にしては実に面白くないイベントだったからなあ。大赤字はむべなるかな。
その他、池田大作について書いた結果、最終的にフォーブスを辞めることになったベンジャミン・フルフォードの話とか、コロンビアのギャング抗争に嫌気がさした女性たちが「武器を捨てないならセックスさせてやんない」とストライキしてる話とか、相変わらず渡辺淳一池田晶子の文章に頭を抱えたり、酒井順子先生が伊勢志摩めぐりをしている近鉄の広告とか、ヨン様ツアーのあまりと言えばあんまりぶりに怒ったおばさんのコメント『すでに私たち、賢い主婦の間では“韓流”は“寒流"さらには“嫌流”になりつつあるんです』にはどっからつっこめばいいんだろう、とか、最近は週刊新潮のほうが面白い。頑張れ文春。