日毎に敵と懶惰に戦う

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南京事件について

時々、断片的に表明するだけなんではっきり立場を書いておきますが、ま、幻派はトンデモでしょう。心情的には秦説あたりが納得しやすい(したい)けれども、数の議論をするだけの材料を持ってないので、つまり30万の可能性を否定する明確な材料は持ってないので、沈黙する、と。
で、あとは、例えば20万人くらいですね、ということになると日本にとって不利益なのか、というのだけがポイントであって、これはまあ、日本が国として明確な数字を表明しちゃうと吹き上がるものとかいろいろあるので、そこはそっとしておいて、国際世論的に20万くらいで落ち着くようなら(そもそも東京裁判はそういうことになってるし)それでいいんじゃないの、日本国として明言はしないけど。賠償?これ以上知らないよ?ってあたりで軟着陸すればいいんじゃないの、と。
だからそういう意味では、数のあたりは多分に政治的(イデオロギーと言ってもいいのかな)なんだけれど、『政治的な問題だ』と言い切っちゃうと、ヤヤコシイ連中が幻と30万を天秤にかけたりして逆効果なので。一番心配なのは変に穿り返して、ホロコースト否定派と南京幻派が同列に扱われる文脈みたいなのが出来て、その中で南京事件ホロコーストと同じ意味で捉えられるのはよろしくない、と。だから、いやいや、あれはイデオロギーじゃないですよ、などと抑えている人達、を見つつ、茶を啜りつつ今日も日が暮れる、というあたりで、ひとつ。
ただまあ、山本弘の行為に関しては、いろいろ異論のある向きもあるようだけれど、彼の言葉の届く先を鑑みる時に、否定派周辺に対する説得として有効に機能すると思うので積極的に擁護したい。