日毎に敵と懶惰に戦う

はてなダイアリーから引っ越しました。酒と食い物と美術と旅と横浜と建築と演芸と…

ART@AGNES 2007

6時起床。10時過ぎに出かけて、渋谷永田町経由で飯田橋へ。アグネス ホテル アンド アパートメンツ 東京へ向かう。

ホテルの客室をそのまま使い、現代美術のギャラリーが作品を出展するイベントが、今日明日で開かれるのであった。
http://www.artatagnes.com/
よく情報をしらべていなかったので、数部屋を使った小規模なものなのだろうかと思っていたのだが、現地に行って全室を使った大規模なものであることを知る。開始直後の11時30分に着いたのだが、すでにしてかなりの賑わい。なにしろホテルの客室であるから、大勢の人間が動くような動線があるわけではない。午後になったらさらに大変そうな雰囲気だった。
2Fから5Fにかけて31の客室に31ギャラリー。名前を聞いたことのある、あるいは訪ねたことのあるギャラリーばかり。まずは5Fから見ていった。どの客室も、部屋の壁、床、机の上はもとより、ベッドの上、引き出しの中、風呂場、あるいはベランダの外に至るまで、広くは無い空間を(それでも、割合客室の広いホテルではある)目一杯使って展示している。
5Fで目を惹くのがギャラリー小柳の内藤礼で、相変わらずひそやかな作品、というかここはギャラリーですと言われなければ、なんかゴミが落ちてるのかしらん、みたいな誤解をするだろう作品。西欧の人を思わせぶりに騙す悪い日本人っぽい。
成山画廊は一番大きい部屋を使っており、松井冬子のインタビュー映像を流していたりして、一番政治とお金の匂い…特に政治の匂いがする部屋となっていた(偏見です)。mori yu galleryの『パラモデル』の作品が、「沢田マンション」をモチーフにした作品など、ケンチクゲンバ的で面白かった。
4Fへはあまり興味を惹くものなし。3Fはyukari-art,inc.に淀川テクニックの作品あり。お風呂にゴミの匂いが…。施井泰平の、本の背表紙を並べたような作品が好きです。ここのギャラリーは若手の人の作品ばかりを扱ってるようで、ギャラリーの人も非常にフレンドリーだった。
東京画廊には、西澤千晴のチョコチョコと小さい人が蠢く作品がたくさん。エディション化して売るらしい。ここの画廊が商売上手そうですよね。ところで、画廊の人のblog、最近更新されないけどお元気でしょうか。
http://d.hatena.ne.jp/BARNEY/
BOICE PLANNINGの部屋は、混雑していて、今回の作品の中で唯一見ることができなかった。何か映像のようだったけれど、何が見れたのでしょうか。
SCAI THE BATHHOUSEでは、宮島達男の作品、水の中にデジタル数字がゆらめく作品が綺麗。ボルタンスキーの蝋燭ゆらめく作品も良いし、今度個展をやるJeppe Heinという人の作品も、不思議面白い。全体として一番完成度の高い部屋になっていた。
2Fに下りて、hiromi yoshii。泉太郎と小金沢健人の映像作品が、ショートコントみたいな、非常に完成された作品になっていた。これは面白い。
そうそう、『ワラッテイイトモ、』のK.K.氏の作品が、水戸芸術館の『夏への扉』展に出るらしい。これは楽しみ。新作なのかな?
とにかく31もの代表的ギャラリーが集まっているので、これだけ幅広い作品を一同に見る機会はなかなか無く、明日お暇な方は是非訪れてみてはいかがでしょうか。ホテルの部屋で作品鑑賞という、不思議な体験もできますし。