日毎に敵と懶惰に戦う

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森美術館『笑い展』『日本美術が笑う』オープニング

6時半起床、8時過ぎに出社。お仕事お仕事。昼、忘れ物を思い出して家に帰り、また会社へ。本日は6時上がり。
森美術館の展覧会のオープニングがあったので、行ってみた。内覧会と言うには一般客が多くて、混みすぎの感もありだけれども。
『日本美術が笑う』のほうは、お好きな方にはおなじみの作品が目白押しで、土偶、岸田劉生といったあたりから、雪村とか長澤芦雪とか伊藤若冲とか池大雅とか曾我蕭白とか…甲斐庄楠音もあるし、やはり笑いと言えば白隠と南天棒か。すたすた坊主とか雲水托鉢図とか、どこかで目にした事のある絵の数々をじかに一編に眺められて大変に満足であった。じっくり眺めていると味わいのある物の数々なので、時間を取って見られたし。
展示方法も、動線が混乱するような凝ったもので、ところどころにディスプレイなどを活かして工夫されていた。良いか悪いかは一寸判断しかねるけれども。
『笑い展』のほうは、現代美術の中の笑い。ライブ性の強いもの、映像が多いか。モンティパイソンの出来損ないのようなものもありましたが。一目見て「くっだらねー」とくすくす笑える作品も多い。一目見るヨロシ。会田誠の『日本に潜伏中のビン・ラディンと名乗る男からのビデオ』が、畳に座ってじっくり見られるよ。
両展示会のカタログを貰い、レセプションのほうを覘いてみたが、人でごった返しており。談笑する森佳子タンと会田誠とか眺めつつ、夜景など眺めつつ、シャンパンと日本酒、奥の松をいただき、意地汚くいろいろ食べて帰ってきたのであった。