日毎に敵と懶惰に戦う

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川崎市市民ミュージアムの『みんなのドラえもん展』

7時起床。9時前に出かけて、溝口まで。先週のリベンジで献血ルームに行く。溝口に来るのは初めてだったんだけれど、駅前のビルの10階にあって、眺めは良かった。62回目。全体、東京都内の献血ルームよりも、良く言えばのんびりした雰囲気。北斗の拳の漫画を読みつつ、血漿と血小板の成分献血を。献血終了後、タオルと米750gを貰う。ありがとうございます。
終了後、川崎市市民ミュージアムに向かうための溝05系統のバスは15分ほど遅れて到着、バス自体はスムーズに進んで、川崎市市民ミュージアムへ。名取洋之助の展覧会以来、2度目ですね。
今回の『みんなのドラえもん展』は、川崎に2010年にオープンする予定の『藤子・F・不二雄ミュージアム(仮称)』開館に向けた展覧会、ということで、主な内容は漫画の原画の展示、グッズの展示、それから、2002年から全国各地を巡回していた(最後は、2006年1月に長崎で終わったそうな。随分長い巡回だね)『THEドラえもん展』で展示されていた、現代美術家によるコラボ作品の再展示。ちなみに、私は大阪のサントリーミュージアムに見に行った記憶が。就職直後でしたなあ。

まあ、元来があまり広いスペースではないので、ボリュームはたいして多くなく…小奇麗にまとまっていたのだけれど、やはり名作『ドラえもんだらけ』の原画がフルで見れたのが収穫であったか。コラボ作品の方は展示されたいたのは極一部で、蜷川実花のかわいい『どらちゃんと一緒』な写真が好きです…
ほいでもって、テレビでやったときに見逃した『ドラえもんだらけ』のアニメーションを見ることができました。台詞は原作ほぼそのまんまなんだけれど、『バカやろう』とか『くるった』とかはやっぱり修正されてるのね。
アンケートを記入して後にする。ちなみに、アンケートの年齢選択欄には、20歳代の人のためのチェック欄が存在しなかった。それ以下も、それ以上もちゃんとあるのに…失われた世代。
ところで、今回のドラえもん展のチケットと、先日行った横浜美術館の小島烏水展のチケットは、正月に行った酒田の土門拳記念館でいただきました。ありがとうございます。
同時に『メイド・イン・カワサキ現代美術賞受賞者展』をやっていたのだけれど、元田典利の作品が…。『両親の生活と母との思い出』の写真が膨大に、それから思い出の品々…というのは、最近良く見るパターンのインスタレーションなので「ふーん」という感じなのだが、それと並んで、テレビの画面を写真に撮ったのであろう、加藤あいの写真、それから新聞の切抜きが、展示スペースの一画に作られた典型的『マニアの部屋』的空間にびっしりと張り巡らされ、吊るされており、異様な雰囲気。これはいったい、なんなのだろうか。