日毎に敵と懶惰に戦う

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原美術館『アドリアナ ヴァレジョン』

東京テレポートからりんかい線天王洲アイルへ。歩きながら、ampmで買ったおにぎりで昼飯。旧東海道の商店街を眺めたりしつつ、線路を越えて原美術館へ。ブラジルの女性作家、アドリアナ・ヴァレジョンの展覧会。
この人の作品は、以前、東京と現代美術館の『カルティエ現代美術財団コレクション展』で見た作品が強烈に印象に残っている。白いタイルの割れ目から、臓物があふれ出ているような強いビジュアルと質感を持った作品。
http://d.hatena.ne.jp/zaikabou/20060505#1146867993
今回の作品の中にも、白いタイルや世界地図や一見古そうな絵から臓物があふれ出している作品もあったけれど、それ以外にも、水の中を覗き込んでいるうちに異次元に誘い込まれるような作品など、魅力的な作品が多数あった。春画をモチーフにした作品が、どうにも人物の絵のクオリティが、辛酸なめ子のようだったことは秘密だ。

原美術館の庭に向いたカフェは、いつ来ても気持ちが良さそうで良い空間だなあ。