日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

掛川『資生堂アートハウス』、そして三島へ

天竜二俣の駅まで歩く。
途中、『餃子』の看板をみかけ、おお、浜松の餃子か、と食べる気まんまんになったが、学校帰りの中学生が寄り道するようなしもた屋風の店舗、と呼べるのかも微妙な店の中、小さな子どもが澱んでいたのでさすがに躊躇して素通り。
駅からは天竜浜名湖鉄道掛川行きに乗る。

のどかな単線をとっとこ進み、居眠りするうちに掛川駅。さて、JRに乗り換えて東へ向かうか…と思ったけれど、駅の案内板で『資生堂アートハウス』の文字をみつける。ああ、掛川にあるのかあ。駅から近いみたいだし、歩いて行ってみましょう。新幹線がごうごうと通りすぎる高架脇を西へ西へ。


芝生に囲まれたこの建物は、谷口吉生であるらしい。しかし、芝生に入ることが出来ないので、周囲をぐるりと見て廻ることはできなかった。
http://www.shiseido.co.jp/museum/
内部は入場無料で、工芸品やら彫刻やら。人間国宝の人のガラス器や焼き物やら、とても美しかった。舟越保武の彫刻が何点かあり、これもとても良いのだけれど、舟越保武って確か、舟越桂の父親だったよね?
同じ敷地内にある企業資料館は、金曜日だけの開館なので残念。

再び、重い荷物をかついで東へ東へ、掛川駅に戻る。
掛川駅から14時19分興津行きの普通列車に乗車。静岡で下車し、ここから三島までは新幹線でショートカット。静岡三島間は新幹線の特急券が安いのです(途中にある新富士駅は、新幹線開業後に出来た駅だから)。わずか18分で三島着。
ここから、坂茂の特殊製紙Pam
http://www.tokushu-paper.jp/pam/index.html
に行こうと思い立ったのだけれど、ここは予約必須な上、平日しかやっていないのですね…。じゃあ、変わりに、ヴァンジ彫刻庭園美術館に行きましょう。