日毎に敵と懶惰に戦う

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ヴァンジ彫刻庭園美術館

三島駅から無料送迎バスで20分。だいぶん丘を登ったところに、『クレマチスの丘』という、少々くすぐったい名前のところに、美術館はありまする。あんまりやる気の無い受付で1200円なりの入場券を購入し、中へ。

駿河湾も見通せる斜面に面して建物が建ち、周囲の芝生に彫刻が。箱根の彫刻の森美術館みたいだけれど、もっと品が良い感じだ。イタリアのヴァンジさんは具象の人なんですね。

建物の中へ



敷地内にレストランのマンジャ・ペッシェがあるそうで、ああ、マンジャ・ペッシェといえば、千駄ヶ谷にある、昔々、GQ的価値観に生きる男女を観察した店ではありませんか。
http://d.hatena.ne.jp/zaikabou/20060527/1148773815
そんなレストランもあるので、ここでは結婚式も出来るらしく、ウェディングドレスに身を包んだ花嫁さんとご一行様がうろうろしていた。

 

美術館を出て、少し坂道を登る。このあたりは高級別荘地らしい。すこし歩いて、吊橋のある公園へ。

二連に連なるつり橋。独り吊橋効果。何も起きません。
さきほどの美術館以外にも、この丘にはビュッフェの美術館などがあり。

そのミュージアムショップを覗くと、なぜか大量のミッフィーグッズが。必至で我慢したのだが、反則級の可愛さに我慢しきれなくなり、絵葉書、メモ帳などお買い上げしたのでありました。心細い財布がさらに軽く。
再び、無料送迎バスに乗って、三島へ。三島のコンビニでお金を下ろして一息つく。三島からは18時01分の熱海行きに乗って、まず熱海へ。
熱海から東京行きの普通列車に乗り換え、ロングシートに腰を下ろし、桂枝雀の『寝床』を聞いてうふふふ、と笑ううちに車窓は湯河原真鶴根府川小田原駅の少し手前、腰の曲がった老夫婦が、夕暮れが迫る中、山の中にとぼとぼと向かっていったが、大丈夫だったろうか。
平塚も過ぎ、あっとゆーまに横浜駅東横線に乗り換えて家路に着いたのだった。