日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

八戸から盛岡へ、そして小岩井牧場

八戸のお宿で6時起床。この『マルユー旅館』であるが、なんとお部屋の高速インターネットが無料で使えるのですね。フロントでLANケーブルを貸してくれる。お安い値段のわりに、なんというサービスのよさ…。風呂も24時間入れるし。共同の水場で歯磨きうがいをすませ、朝ごはん。食堂で和食。洋食も用意されていて、どちらも食べられるようになっている。また八戸に来ることがあったら、是非、この宿を利用することにしよう。
宿から本八戸の駅まで歩いてすぐなのだけれど、列車の時間まで少しあるので、街の中心部へ。これが八戸のメインストリート。結構繁華ですね。

本八戸発8時18分の列車で八戸へ。八戸で、盛岡までの新幹線特急券を購入。はやては全車指定席なのだけれど、八戸盛岡間のみの移動に限っては、自由席価格の『特定特急券(立席)』を購入することが出来て、空いている座席に座ることができる。というわけで、これを購入して座って盛岡に移動。

さて今日は、小岩井牧場に行きましょう。前日の夜、宿でインターネットに接続し、どこ行こうかなあと思案していたのだけれど。結局、小岩井牧場にすることにしたのです。深い理由は無い。盛岡駅前から、小岩井牧場に直行する路線バスに乗る。このバスはノンストップで720円。バスの運転手さん、やたらと『走行中は立たないでください』と連呼し、安全のためなのはわかるけれど、ちょっとしつこいのではないかと思い始めた頃、徐に盛岡のガイドをはじめた。どうもこの人、名物運転手の類らしい。内容は、盛岡の名物、小岩井牧場の成り立ち、岩手の名所などなど多岐に渡り、30分間休みなし。なかなか面白かった。名前覚えておきます、荒屋敷さん(笑)。で、さて、小岩井牧場

牧場のなかに『まきば園』という有料施設があって、所謂牧場系アトラクション、つまり乳しぼりをしたり羊と犬のショーがあったり乗馬したり…はこの有料園内にある。あと、お土産屋も。しかしながら、非常に広大な牧場の一角で、この施設内で面白いものというと…

この眺めくらいですかねえ。まあ、お土産も買うだろうから中には入ることになるだろうけれど。ソフトクリームはまあまあだったけれど、牛乳については、小岩井乳業の通常に市販している高温殺菌の牛乳しか用意されていない!牧場としてそれはどうなの、と思った。夏には新しい施設ができるらしいから、そこでは特別な牛乳が飲めるようになるんでしょうか。そして団体でやってくる観光客は、上の素敵な景色すらろくろく眺めず、園内のあまり面白くないアトラクションを眺めてお土産買って帰っていってたよ。もったいない。
むしろ興味深いのは、有料のスペースの外にある、こちらの『上丸牛舎』

登録有形文化財の牛舎やサイロが、実際にまだ、牛の飼育に使われていて、なかなか見ごたえがあります。





もちろん、牛さんも大勢いますよ


中に資料館もあって、いろいろ学べるわけですが、昔の牧場の、売店の看板なんてものも。乳牛系統図欲しいなあ。面白そう!

そんな牧場を抜けて、小岩井乳業の工場を通り過ぎてしばらく行くと、NHKの「どんど晴れ」でオープニングの映像に使われていた『一本桜』が。たしかにこれは絵になるわー。葉桜気味ではあったけれど、よく咲いていた

ちなみにこの桜は、広域農道から程近い、牧場のなかにあるわけで。見物客用に駐車場が整備され、こんなことになってました

本当に満開の時期だと、すごいことになるらしい。ほいで、小岩井乳業の工場を見学して

配管に萌え萌えして、またバスに乗って盛岡へ。盛岡名物といえばわんこそば、冷麺、じゃじゃめんだけれど、今日はじゃじゃ麺にしておきました。元祖だという『白龍』という店で


肉味噌をまぜて混ぜて食べつつ、途中でにんにくとか酢とかラー油とか入れたり、最後にスープが入ってきたり、卵を割りいれたり、なんともフリーダムな食べ物ですね…