日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

スターバックス『フィローネ』発売直前イベントに行ってきた


今回もCyberBuzzの案件で、スターバックス・コーヒーが9月1日に発売する『フィローネ』の発売直前イベントに行ってきた。
http://www.starbucks.co.jp/filone/
ちなみに、CyberBuzzの関係で以前に参加したイベントは以下の通りです。
『iGoogle Art Café』に行ってきた - 日毎に敵と懶惰に戦う
男だらけの「みんなの地図3」ブロガーイベントに参加してきた - 日毎に敵と懶惰に戦う
今回のイベントの会場は、スターバックスの赤坂溜池タワー店。そんな営業時間に店舗でイベントができるのかしらん?と思ったのだけれど、土曜日はお休みの店舗だったのですね。オフィス街のスタバは、土日はお休みしちゃうところが多いんだよね…。そんな中でも営業している店舗は、とても空いていて快適なのでオススメです(愛宕グリーンヒルズ店が好き)


そんなわけで今日のイベント。参加者は10数人、私ともう一人以外は全員女性の方、そして、スターバックスの関係者や店員の方もすべて女性、CyberBuzzの担当の人も女性…と、先日のみんなの地図とはうってかわって女性ばかりな雰囲気。デジ一を持っている人も数人いました。そんななか、店内にあるこんなディスプレイをばしゃばしゃ撮ったり

9月からのオススメのフレーバーです、という、スターバックスラテを豆乳で作ってヘーゼルナッツシロップを加えました、という飲み物を貰ったり

しながら、はて『フィローネ』ちゅうのはいったいどんな飲み物なのか…ディスプレイはなぜパンばかり…先に別な飲み物を提供するってのはどういう了見なのか…。と考えていたわけですが。

開発担当の人が説明してはじめて知った。フィローネってパンだったのですね。イタリアでは割合ポピュラーなパンであるらしいし、イタリア移民の多いアメリカの都市でもパン屋によくあったりするとのこと。googleさまにお伺いを立てたところ、こんなサイトがヒット
http://viewitaly.blogspot.com/2006/05/italian-poor-mans-bread-il-filone-and.html
『Italian poor man’s bread』ってなんじゃいな、と思いますが。
このフィローネというパンは、3年前からスタバで出されていた『チャバタ』というパンのupgrade版との位置づけとのこと。小麦粉に90%の水分を混ぜて(バケットの場合は65%、チャバタは75%くらい)作るため、食感がふんわりもちもちする。また、カナダ産のグラハム粉を使い、醗酵タネを3種類使うことで、コーヒーのコクに負けない味を出している、とのことでした。(このへんは受け売りです)
一方で、生地がやわらかいために製造法が難しいんだれど、なるべく工場で大量生産しているように見えないような手造り感にこだわったり、打ち粉を少なくして、食べている途中で粉があまりふかないように注意して作っている、などと説明しながら

製造法のDVDを見せてくれました。そんなわけで、早速試食。まずはパンそのものの味を楽しんでください、ということで、そのまま

……と、水。なんかスタバで売っているパンだという根底を覆すような食べ合わせで大丈夫なのかと思うけれど、とにかく食べてみます。うむうむ。見た目はバケットのようないかにも『皮が硬そう』な印象なのだけれど、外側の皮はとても薄く、すこしカリッ、のあとザックリとした食感。そしてびっくり、見た目にもかかわらず中は凄くモチモチしてしっとりして、軽い。じゃあ味はどうなんだろう、というと、酸味のある味わいのあるパンで、全粒粉に三種の醗酵タネってのはなるほどこうなるのか、という味。オリーブオイルをつけても美味いし、別にコーヒーいらないからパンだけ食わせて欲しい、と…
いや、それじゃ困るわけですね。スタバのフードって、コーヒーと合わなけりゃ意味が無いわけで。そんなわけで、このパンを使ったホットサンドのご案内です


紹介されたサンドイッチは3種類。すべて試食させてもらい、かつ、そのサンドイッチと合うというコーヒーもあわせて飲みました
『ハム&マリボーチーズ』420円は「スラウェシ」とあわせて

『ベジタブル&チキン』440円は「ケニア」

『ビーフパストラミ』460円は「アニバーサリーブレンド」

最初のハムとチーズは、オリーブオイルを塗ったパンにショルダーハムとチーズを重ねたもの。もともとのパンの個性が結構あり、それとコクが強くて油分の多いスタバのコーヒーをあわせるために、どんな具を挟むのか…って結構難しいと思うわけですが。この組み合わせはハムのちょっと脂の多い味わいと、個性の強すぎないチーズとあわさって、パンの酸味が程よくマッチしてる感じでした。
次のチキンとベジタブルは、レモンと数種のハーブに漬け込んだチキンが結構美味い。ややハーブ香が強すぎるかと思ったけれど、コーヒーと合わせるとこういう感じなのかな。ブロッコリーとパプリカとチキンが、パンのザックリモチモチな食感と合わさって、これまたなかなか美味。
最後の『ビーフパストラミ』が一押しだそうで、ビーフが60gも入っている。最初、合わせるコーヒーの「アニバーサリーブレンド」を飲んだときは、あんまり個性が無いコーヒーだな…?と思ったんだけれど。とにかくこのサンドイッチがビーフの味わいと玉葱の甘みが、パンの食感と酸味両方とマッチしていて、非常に満足感のある贅沢な味になっていた。そしてその後にコーヒーを飲んだら、まるで美味しい食事にワインを合わせているのかと錯覚するような贅沢感があって、楽しめた。
チキンのほうが人気があるみたいですが、私はこの、ビーフパストラミの重厚感が好きでした。
あと…実はスタバのコーヒーより最近のマクドナルドのコーヒーのほうが美味いんじゃないか、とか、おんなじシアトル系ならタリーズが好きだなあ、と思っているんですが、スタバのコーヒーは店舗というか、技術によってばらつきが出やすいのかなあ。この日のんだコーヒーは美味かった。
んー。ほいでこれ、確かに美味いんですけれども。スタバでこのサンドイッチにコーヒーを飲むと、合計金額は800円超、フレーバーによっては1000円近く。このサンドイッチが460円です、といわれると、ああ、その値段ではがんばっている味だな、と感じるんだけれど、平日のお昼の選択肢として、スタバがありえるのかと言われると…これはもう感覚の差なので、人それぞれ、としか言えないよね。いくらパンが美味くても、じゃあスタバにしてみようか、とは普通は思わないような気がする。
まあしかし、実際、結構思いの外想像以上に美味かったので、都心に出張時にろくな外食店舗が無いのにみんな1000円以上とりやがる…。焦るんじゃない、俺は腹が減っているだけなんだ…みたいなときに、ちょっとこのサンドイッチを選ぶ価値はあるんじゃないか、と思いました。
最後にお土産でコーヒー豆とbodumのコーヒーポット、ついでにヘーゼルナッツシロップを貰いました。ありがとうございます。

これは外で遊んでいた犬だす…
それにしても、google様で『フィローネ』を検索すると、見事にこのイベントに参加しました!ってblogばかり出てきますな。
http://www.starbucks.co.jp/filone/