日毎に敵と懶惰に戦う

はてなダイアリーから引っ越しました。酒と食い物と美術と旅と横浜と建築と演芸と…

引っ越してから近所の病院に行ってない

この記事は、PRTIMESというところが運営している『ブログタイムズ』から依頼されたタイアップ広告みたいなもんです。
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あの、新聞読んでて「あれー、一応、体裁は記事っぽいけれど、妙に白々しいし、微妙な女優が企業トップみたいなひとの提灯インタビューしてるなあー」と思ったら、端っこのほうに『これは広告です』って書いてある、あれです。
あー、なんかこんなこと書いていますが、内容は普通で。ここに引っ越してきたのが去年の12月。その後、体調を崩して、会社の健康相談室を通じて慶応病院の紹介状を貰って行ってみたり
医者に行った(大学病院編) - 日毎に敵と懶惰に戦う
健康診断の結果のために、やっぱり慶応病院に精密検査を受けに行ったりしたわけですが、住居の近所の病院にはぜんぜん行っていない。そろそろ歯医者に行きたいと思うし、かかりつけの病院も作らなきゃとは思いつつ、特に近所づきあいも無いから、どこの病院の評判がいいのか、よくわからない。わたしの場合、実家が近所だから、いざとなれば勝手知ったる実家の近所の病院にかかればいいだけれど、普通はそうもいかないでしょうね。
病院の場合、なんでも無い時に行って試してみる、ってのも難しいし。病院に行くって、基本、なんかあった時だから…。(歯科医の定期健診なんかはまた別だけれど)。で、そうなると頼りになるのは2ちゃんねるだったりするわけだけれど、病院の情報専門の口コミサイトというのもあるのですね

医療総合サイトQLife(キューライフ)

病院を、住所や診療科目、症状から病院が検索できるんですが、登録されている病院・診療所の数が16万件ということで、日本の医療機関の約90%が検索対象になっているとのこと。実際、自分の近所を検索してみましたが、周辺で見かけたことのある病院はほとんど掲載されてました。情報の濃淡はあるものの、診療時間も結構掲載されているので、病院の検索サイトとしても十分機能するでしょう。検索機能もなかなか有能だと思います。
で、口コミ情報のほうなんですが、こっちはちょっと微妙。まず、口コミが掲載されている病院は全体の20%ということで、情報の投稿がまったくない、あるいは1件くらいしかない病院が圧倒的に多い。また、このサイトの特徴なんですが、ネガティブな情報はすべて禁止であるということ。口コミを書き込もうとすると、こう書いてある。

「良いところ」を教えてください:「批判」は書かないでください。人によって望む医療は異なります。不幸にして望む医療が受けれなかったとしても、人によってはそれが最高の医療という事もあります。読む方を気遣い、誤解を招く表現は避けてください。
※QLife事務局の判断で、内容を一部変更して掲載したり、掲載を見合わせる場合があります。予めご了承ください。

ネガティブな書き込みを禁止している理由は“医療の特殊性を鑑みて、当該医院だけでなく、患者さん達への配慮の心が重要”…ということらしい。確かにそれはひとつの見識ではあるし、サイトの性質を知った上で利用するには良いと思うんだけれど、ネガティブ情報は禁止であるとうことは、会員登録して、口コミを書き込もうとした画面でしかわからない。登録していなくても検索はできるんですね。
だから、トップ画面に、批判は書き込まれていない、という理念をはっきり明示したほうがいい。それを前提として使う分には、有効に機能するかもしれないから。現在はまだまだ情報が少ない…という点についても、このサービスは開始されてからまだ2年なので、これから口コミの数はどんどん増えることでしょう。…なんだけれどね、病院の口コミというものが、どの程度信頼が置けるのか?というのも気になります。そもそも、素人の口コミは、情報としての信頼度が低い。その情報がどうやって信頼に結びつくか、というと、昔も書いたんですが

例えば自分はAという飯屋が好きだが、Bという飯屋はどんな評判か、ということを知りたいとする。このとき、Bという飯屋の批評をまず読んでみる。そして、その批評を書いた人がAという店をどう書いているか、を読んでみる。あるいは、自分の嫌いなCという店をどう書いているか読む。このことで、自分と同じ傾向の人が気に入っている店だから大丈夫そうだ、とわかったり、この店を褒めている人は、自分が嫌いな店も褒めているから駄目そうだ、などと類推が利く
昼飯を食うのに理屈はいらないが… - 日毎に敵と懶惰に戦う

つまり、週に何度も外食するような人間の評価がある意味、機軸になる可能性がある。そういう中で、ポジティブな情報も、ネガティブな情報も意味のある情報として浮かび上がってくる。でも病院はどうか?違う症状や科目ならともかく、同じ診療科目で何件も病院をはしごする人ってまずいないでしょう。だから、グルメサイトのような使い方に意味が無い…
というかね、このサイト『その人がほかの病院に対してどのような口コミをしているか?』という検索ができないんです!びっくり。だから、これがグルメサイトとかamazonだったら、橋にも棒にもかからないような、しょーもない口コミ機能なんですよ。ある口コミを記入している人は、その口コミしか記入していないその病院関係者かもしれない…そしてそれを類推する手段すらない。
だから、口コミ情報は割り切って使ったほうがよさそうです。駐車場に車が何台止められる、とか、先生が若い、とか、主観を排除した客観的な情報を汲み取るのには使えるでしょう。そして、口コミ情報が今よりも数倍に増えてくれば、口コミの多い病院、ということで自ずと評価がわかるようになってくるでしょう。現状、病院の検索用として有能なサイト、口コミ機能についてはこれからの蓄積に期待、というところでしょうね。
上記のことをいろいろ考えていくと、ネガティブな情報の書き込みを禁止している、というのもなんとなく了解がいってくるような気はしました。もちろん、ネガティブ情報は無いよ!ってポリシーを明示するべきだとは思いましたが。
そして、今後は、同じ人が別々の病院に対してどのような評価をしているか?も検索できるようにしてほしい。医療問題のややこしいところは、患者が医者を比較検討することが難しい、一旦掛かったら信じるしかない…みたいな構図から生じるところもある。しかし、セカンドオピニオンがもっとやりやすいようになれば、それによって解消されてくる問題もあるかもしれない。先に言ったような機能は、そういう、セカンドオピニオン外来の普及に役に立つと思います。
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