日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

岡山には水門という地名がある

船は犬島から5分で宝伝という港に着く。この船は元々、島の生活の足なんだろうけれど、乗ってきた『サンダーバード』という船、人口60人の島への生活の足にしては妙に立派だった。アートの島化する際に導入された船なのだろうな

宝伝は静かな静かな漁港で、岡山の駅に向かうのも遠い。ここから路線バスに揺られること40分で西大寺バスターミナル。さらに別のバスに乗り換えるか、バスターミナルの手前にある『西大寺』駅から赤穂線で岡山に向かうか。とにかく路線バスに揺られる

このバス、地域の大切な足なので、どんづまりにある小さな集落まで行って戻ってきたり、狭い狭い路地を通り抜けたり、とにかく時間がかかる。宝伝からタクシーに乗ると、よっぽど早く岡山に着けるのだろう。しかし路線バスの旅も楽しい。
途中、水路が多くある地域があり、小さな灌漑用水門があって、おおっと興味惹かれていたのだけれど。なんとバス停自体に『水門○○』という名前がついており、そのようなバス停名がいくつも続く。車窓の両脇には、入り組んだ水路と、次から次に現れる水門。なんなんだここは!
どうやらこのあたり、地名を『岡山市水門町』というらしい。そして実際、水門が沢山ある。香川には溜池が沢山あるけれど、このあたりも農業用水に苦労した地域なのだろうか。水門町に限らず、地図を見る限りでは、この周辺、同様に水路が入り組んでいるようだ。次回、犬島を訪れる際には、このあたりの周遊もコースに組み入れよう、と誓う。見るとこいっぱいあって大変。そうこうするうちに西大寺の駅に

さて、ここから、高校生でわっちゃわっちゃな赤穂線に乗る