日毎に敵と懶惰に戦う

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大原美術館、そして倉敷の街は持ち堪えているか

アイビースクエアの部屋で目覚めて、ありゃりゃ、もう8時だ。コンビニで朝食買っておいて正解だったかな。部屋の窓の風景

ゴールデンウィークなので、とにかく、混む前に行ってしまおうと、9時にオープンする大原美術館

別館が一部改装中なのは残念だったけれど、主だったコレクションはちゃんと見れる。西洋美術、日本の洋画、そして現代美術、元からある素晴らしいコレクションに加えて、最近のモダンアートの勘所もきちんとおさえている。本当に大原美術館は凄い。街の誇りだろうな。森山大道らの写真展も開催中だった。


民藝関係のコレクションも凄く好きで、特に私、芹沢?介が大好きでなあ…。見惚れます。有隣荘での杉本博司の展覧会(本人の作品ではなくて、主に杉本博司が集めた“コレクション”の展覧会)も見れば、あっちゅうまに2時間近くが過ぎていた。ここで、昨日も訪れた『三宅商店』で、美味しいパフェとケーキで休憩

この三宅商店、古い民家を改装して喫茶店になっていて、とても雰囲気が良い。そしてケーキも美味い。大変オススメです。『くらし木』というタウン誌も発行しており、これがまあ、タウン誌と言ってしまっていいのだろうか、大変センスの良い作りの、倉敷の街紹介誌になっていた。
そう、倉敷。中心部の美観地区、倉と運河の観光資源



しかしあなたもご存知でしょう、こういう雰囲気の良い街に忍び寄る黒い影を。古くは梅宮辰夫の漬物屋、意味のわからないファンシーショップ、謎の1000円均一ショップ。どんな個性のある観光地も、すべて下らない色に塗りつぶしてしまうこれらのよって、目も当てられない惨状になっている多くの観光地を私は目にしてきました。由布院、軽井沢…
倉敷はどうか。たしかに、美観地区の中に、ありました、観光地の癌1000円ショップが。この手の観光地の通例で、本当の老舗が多い中心から少し離れると、こういうわけのわからないものが増える。でもね、倉敷はまだなんとか頑張っていると思うんだ
さきほどの『くらし木』を作る人のように、街を想う住民が多かったり。大原美術館という中核。そして、古い旅館や、数多くの倉などの資源の豊富さ。江戸時代に建てられた、重要文化財の家を限定的に公開していたのだけれど

あまり手が入っておらず、相当に草臥れた様子になっていた家だけれど、概観図を見る限り、とんでもなく奥行きがあるようだ。こういう、まだ見せていないポテンシャルの高さのようなものが、倉敷にはまだまだあるように思うのです。だから、倉敷にはがんばって欲しい、そう思いました。