日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

大変活動的だった土曜日の日記

大橋ジャンクションの件については、あとで詳しく書きます。
まず朝は6時に起きてミューズリーと目玉焼きで朝ごはん。横浜経由で中目黒に出て、歩いて池尻大橋。朝の8時半からブロガー限定の大橋ジャンクションの見学会に参加し、800tクレーンに登らせて貰ったり、ループの屋上とか建設中の道路を歩いたりして大変充実した内容。これは別途書きます。
池尻大橋から電車に乗って、半蔵門線を大手町で下車。それから八重洲地下街まで歩いたら大変遠くて、地下道というよりも、ビルの地下街を渡り歩くような経路で15分近く。とにかく八重洲地下街で待ち合わせて、お店を覗いたりした後、みはしで豆かんを食べる。ここから東京都現代美術館に行きたいのだけれど、経路を試行錯誤した結果、日本橋口を出たところにある『呉服橋』のバス停から錦糸町行きの東20系統のバスに乗り、美術館に到着。
美術館で見た伊藤公象の展覧会、とにかく、並べた人にご苦労様でしたと言いたい展示でしたが、延々と並べられた物達の不思議な存在感が圧倒的な展示。しかし『自然の力による造形』と『自身の手による造形』の折り合いを、作者はどのようにつけているのか。その部分がちょっと気になった。常設展の会場には、8月9日まで展示されているヤノベケンジの「ジャイアント・トらやん」が

常設展はねえ。夏休み向けで、がんばってテーマにそって作品を紹介…していたんだけれど、ちょっと外していたかな、と。テーマにも徹しきれず、作品の陳列も中途半端で…という感じ。いつももっと良いのだけどね。エルネスト・ネトの作品はインパクトがありましたが。ここの売店で、山口晃の「すゞしろ日記」を購入。情報量が多くて、大きなB5サイズでも結構読むのに頑張る必要があるけれど、とにかく読み応えがあって、楽しい。詳しくはTakさんのところの紹介がすばらしい
山口晃「すゞしろ日記」 | 弐代目・青い日記帳
結構暑い中を歩いて、清澄白河のギャラリーへ。8月のギャラリーは建築祭り開催中、特に小山登美夫ギャラリー
http://www.tomiokoyamagallery.com/index.html
倉庫の大きな展示空間に、建築模型やコンセプトが次々に。菊竹清訓の海上都市、ドバイで日の目を見ましたね、みたいな、いや実際にはコンセプト的にはちっとも日の目を見ていないのだが、形としては日の目を見ている。伊東豊雄の公共施設、相変わらずよくもまあ、こんなことやりやがるな、と。素敵関心。でもすっごくわくわくして楽しそう。犬島のプランも見れて満足、これは建築好きにもアート好きにも満足度の大変高い展覧会だと思う。上映されていた映像で、『著作権をご存知の方はご一報ください』と書かれていて笑ったけれど。8月は都内のギャラリーで建築祭り開催中なので、お好きな方はぜひ。
2009年8月に東京で”ARCHITECT JAPAN 2009″展と”ARCHITECT TOKYO 2009″展が開催 | architecturephoto.net
清澄白河の倉庫を出て、清澄白河の駅まで歩き、喫茶店で休憩しようと思ったけどドトールとかぜんぜんないのね…。半蔵門線三越前に移動し、日本橋を渡ってエクセルシオール カフェで一休み。銀座方面に向かい、ギャラリー小柳では杉本博司石上純也の展覧会。この二人を組み合わせ何が!とワクテカしていたんだけれど、コラボしてどうこう、という感じでも無かった…。杉本博司の仕事が、だんだんタレルの二番煎じみたいに思えてきたことは内緒。石上純也のテーブルはやっぱりすごい。
ほいで、その後、松屋も徘徊して、交通会館まで歩き、地下にある『あけぼの』でカツ丼。950円のカツ丼、はじめて食べたけど、ああ、こりゃ美味いわ。また来たい。当初客は我々だけで、NHKのラジオから流れるのは、チェニジアからの留学生のモハメッド・ブリさんによる沖縄民謡。私、このへんは詳しく無いのだが、かなり古典の部類に属する沖縄民謡なのではないか、と思っていたら
http://daikutetsuhiro.ti-da.net/e1428209.html
なるほど、八重山宮古の民謡を勉強しているんですね。すげーや。素晴らしい演奏と歌だった。ラジオの話題は墓参りの話題になり、お店のご主人が『墓参に行こうか』などとぼそっとつぶやき、奥さんが聞くとは無しに聞いているのが面白い。
本屋に寄って、丸井をちょっと覗いてから、有楽町から地下鉄に乗って六本木へ。売店で、100万円の草間彌生携帯を眺める。
LIFESTYLE × INFOBAR|Original Product|au
うーむ、100万円は買えないよね。これだったら、18万9千円のかぼちゃの版画を買うなあ。あ、16,800円のかぼちゃクッション、結構欲しい。屋上に上がると、あちこちで花火大会が開催中。でも遠い。神宮とか東京湾の花火は、この屋上から大層良く見えることでしょう。夜景がきれい。

下りて、ちょっと暖かいものでも飲もうかと、前から気になっていた変わったスタバに
穴場なスタバ、六本木ヒルズに登場! 豪華スペースでレアものコーヒーが楽しめる - 日経トレンディネット
行ったけれど、閉店間際だったので今日はパス。espressamente illy 六本木ヒルズ店に行く。それにしても、どっちもウェストウォークにあるんだけれど、六本木ヒルズが無理矢理客を迷子にさせようとしているのか、未だに難しいです…。こっちのカフェも、無駄に広くて寛げて、大変結構でした。
六本木から日比谷へ、JALのチケットカウンターの目の前あたりにある親父立ち飲みスペースでしばらくうだらうだらとした後、京浜東北線に乗って帰宅したのでした。