日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

横浜の名産品、浜なしを買いに

先日、横浜の名産品であるなし…浜なしを買いそびれた話を書いた
今日の日記…浜なしは手に入らず - 日毎に敵と懶惰に戦う
年に一度行われるという品評会、即売会も平日で行けず、残念…という思いだったのだけれど、こういう素敵なものを発見。農家の直売所の一覧が
http://www.jakanagawa.gr.jp/yokohama/d020.htm
そして、それらをgoogleマップ上にマッピングした地図も

果物、園芸、畜産加工品、農協直売所など

横浜市農畜産物直売所マップ
これは素敵。住所があるだけだと咄嗟に場所のイメージが湧きにくいけれど、地図にプロットしてあると、俄然、自転車で行ってみようかな…という気分になってくる。
あ、念の為。漠然と、横浜に対して、港町の都会…みたいなイメージを抱いている方は、横浜で農産物?と思うかもしれません。でも横浜市は広くて、結構畑も多いのだな。場所によっては、田舎の香水が芳しい場所も結構あるのです…
というわけで、行ってみました。自宅を自転車で出て、平戸桜木道路を一路西へ。国道1号線に出て、ちょっとわき道にそれた場所。平戸という地域一帯に、果物の畑が広がっている。


より大きな地図で 岩崎果樹園 を表示
少し坂道を登っていくと、ありました、岩崎果樹園。

横浜 平戸果樹の里 岩崎果樹園
実は、本当は、直売所一覧に載っていたのはこの先の『三枝木果樹園』というところだったんですけどね。場所だけ覚えていて名前を覚えていなかったので、隣に行ってしまったのだった。これは正解だったと思ったけれど、別に本来の目的地が外れだ、というわけではない。当たりか外れかはわかりませんです
直売所とあるので、てっきり、軒先に積まれたなしを買ってくるだけだろう…と思っていたら、どうも様子が違う。1kg600円、2〜3個で1kgです…などと書かれた張り紙。ボーイスカウトの子が果樹園に入って梨をもいでおり、軒先には、試食用以外のナシが積まれている様子が無い。そして果樹園のお姉さんに『ナシもぎですか?』と聞かれる。おお?『ここはそういう仕組みなんでしょうか』とかマヌケな事を聞いてしまった。なんだ『仕組み』って。

結局、普通の直売もあるけれど、折角だから自分で、もいだほうが楽しいではありませんか、というわけで、俄に一人でなしもぎですよ。
ここで作っている梨は、赤梨系の『豊水』と、二十世紀に近い、青梨系の『菊水』。それから、新高梨。現在の収穫は『豊水』と『菊水』で、時期は8月の中旬から9月の中旬まで。なったまま完熟させるので、収穫時期はとても短い。

お姉さん…というか、奥さんにいろいろ解説、レクチャーしてもらって、紙に包まれた梨の紙をめくってみながら、美味しそうなのを探す。なかなか贅沢な、なしもぎであります。そんなこんなで、自分でこれくらいもぎました

持っていくと、重さを図って購入。標準的な大きさのナシが8個で、1800円。確かに安くない、結構いいお値段がする。でもねえ、かなり気前よく試食させてくれるんだけど、これが美味い!んだわ。甘くてジューシー、うん、浜なし美味いです

おまけで、ちょっと落ちてしまって痛んでるけどすぐに食べれば大丈夫ですよ、とサービスでなしを一つくれて、ほくほく顔で引き揚げ。帰宅後、梨は一つ食べてみたけれど、確かに大変うまかった。今年はもう終わりだけれど、来年はいろんな農園で買ってみたいと思ったのでした。なお、この岩崎果樹園は20日くらいまでは梨があるみたいなので、お好きな方は今週末に行ってみるのも吉かと。

折角なので、おまけでもう一か所。横浜市の環状2号線に入り、地下鉄の下永谷方面に入って、舞岡…に向かっていくと、おお、田舎の香水の香りがするぞ(笑)。そして、舞岡の駅前にあるハム工房まいおか

http://www.hamumaioka.co.jp/
このあたりで育てている豚肉を加工した畜産加工品のお店。ハムやソーセージが大変に美味いと評判みたい。豊富な品揃えのなかからソーセージを買って、それから…おお、ヤークトブルストが大変にうまそう!レジに持って行ったら、麦酒のおつまみにも美味しいけれど、パンにチーズとこれを載せて食べると美味しいですよ…って、それは本当にうまそうだ…。隣には農産物の直売所もあって(ここでも浜なしを売っていた)、いいところでした。
というわけで、横浜の農産物めぐり、なかなか楽しいと思います。この日は自宅から自転車で巡って、走行距離23km。なかなか楽しいポタリングだった。