日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

ビールを買いに

6時起床、掃除などをすませて、9時前に出かける。目指すは池袋。先日、神田でビールを飲んだ時に、
羽田に行ったりビール飲んだり - 日毎に敵と懶惰に戦う
店の人から、池袋東武とか目白の田中屋に行くと、ビールがいろいろありますよ、と教えてもらったので。というわけで、まずは池袋の東武百貨店へ。地下の酒売り場……おお、大催事場にて大北海道展開催中ではないですか。日本では印象派ピカソと並んで大人気の北海道。特に池袋東武の北海道展はその道のパイオニアらしい。とりあえず10階の大催事場へ。開店直後だというのに広い催事場は池袋らしい客層でわんさかわんさと溢れており、人波を泳いで回遊、生鮮食品を朝から買うわけにもいかないし、またマルセイバタサンドとか白い恋人でも芸がないので、北菓楼というところの『開拓おかき』を購入。先着100人、おひとり様1点限定だという『甘エビ味』は、私が整理券をもらった段階で200番に迫っており、その後も300個ぐらい山積みになっておりました。さすが北海道、数の勘定もおおらか。
さてエレベーターで地下に下りて、酒売り場へ。酒好きなのに、池袋東武にあまり来ず、新宿伊勢丹を愛用しているのはモグリだよなあ、って自覚は前からあったんですよ、池袋東武の酒売り場の広大さは前から知っていたから。それでもあまり来なかったのか、立地の問題がまず第一、それから、日本酒の品ぞろえがあまり自分の好みに合っていないから…ってことだったのだ。しかし、ビールはすごい!今まで、それほど輸入ビールに興味を持っていなかったから注目していかなったけれど、軽く100種類、いや、200種類以上あるのかなあ、ベルギー、ドイツ、イギリス、アメリカ、その他輸入ビールが大量に並んでいる。先日美味しかった『GOLDEN PRIDE』もあるし、シュパーテンなどのオクトーバーフェスト限定ビールもある。ほくほく顔でいくつか購入。なるほど、ビールならこの店にくれば良かったのだな、日本の地ビールはあまりないけど(この後、目白の方が良い、ということを認識するのだったけれど、この時点ではまだ知らぬこと)
駅の西側から東側へ、東武から西武へと移動して、キャラハウスでミッフィーを眺める。この池袋西武のミッフィーコーナーは以前よりだいぶ縮小されて、ミッフィーの幼児用品みたいな品ぞろえがメインになっているので、今後はあまり来ないだろうな…。そして屋上へ。ちょっと早めに昼飯に、『かるかや』のうどん。例の孤独のグルメにも出てくるさぬきうどん。デパートの屋上って…変わらないんだなあ、ここでは青空がおかずだ、とか言いながら(さすがに口に出しては言いません)食べた『さぬきうどん』350円は、たっぷりの切り昆布がのっていて、なかなか美味しゅうございました。
それから、混雑する道をサンシャイン方面に向かって(どうも、このあたりが池袋苦手…)、乙女ロードアニメイト。頼まれていたおつかいものを購入、店員さんにこれこれはありますか、と聞いたり、軽く羞恥プレイ。サンシャインの中にちょっと入って、東池袋4丁目から都電荒川線。昼下がりの荒川線は、下町散策云々、みたいな本を抱えた老夫婦が2組、それ以外にも割と人が乗って混んでいる。鬼子母神前で下りて、石畳の参道にはちょっと面白そうな店がありつつの、鬼子母神に寄り道。創業1781年の駄菓子やってすごいね


歩いて、明治通りを越えて、品のよさそうな路地を抜けると、目白駅。駅前の『田中屋』は、駅の西側の地下にあります
目白田中屋
地下に入った瞬間…いやあ、目まいがしたわ。それなりに酒好きを名乗っていながら、この店をよく知らなかったのは、もぐりと言われても仕方がありません。整然とならんだ棚に、ウィスキー、グラッパ、ブランデーなど、ありとあらゆる種類の蒸留酒の数々。ワインセラーにはワインが満載、焼酎もたくさん。地上との明るさと地下の薄暗さの差もあって、本当にしばらく、めまいがしたままだった。特にこの店は、輸入蒸留酒の品ぞろえが滅茶苦茶凄いんですね。『英国の雑誌「ウィスキーマガジン」より、2007年小売店賞第2位受賞。』なんだって。すげー
そして、本日お目当てのビールは…またびっくり。壁一面、天井までの冷蔵庫、はじからはじまで6m以上あるだろうか、それがすべて輸入物のビールで埋め尽くされている…品揃えは池袋の東武の3倍かそれ以上か、しかも値段を見ると、池袋の東武よりも安い!なんたること。すばらしすぎる…。ビールそのもの以外にも。いろんな醸造元のビールグラスも大量に売られており、ビールの大博覧会やあ、って感じであります。ほんとにすごい。しかも、日本の4大メーカーのビールはまったく扱ってません(笑)。というわけで、池袋の東武でいろいろ買ったにも関わらず、ここでもまたいろいろ購入。これから京都に帰る、という女性も大量に買い込んでいたので、それはそれは有名なお店なのでしょうね。ものすごく重い紙袋を抱えて、またほくほく顔でお店を出るのでありました。また来よう。
日曜日休みなのがちょっと残念。あとこの店、webページがあまり充実していないことからもわかるように、ネット販売とかは一切行っておらず、電話注文なども受け付けていないとのこと。webページも、見かねたファンが申し出て作ったらしい。店舗も以前は地上にあったんだけど、物好きな人しか入ってこないように、地下に移したらしい。徹底しとるなあ。とにかく、酒好きなら行かねばならぬお店だと思います。ちなみに。日本酒の扱いはちょっとだけ、日本の地ビールはちょっとだけです。
目白から山手線で新宿へ。重い荷物を抱えたまま、西口方面をぶらぶら。ちょっと思うところがあり、まずは排除アートの並ぶ地下道を通って都庁方面にまっすぐ、地上に出たところで、左側に見える怪しげな地下道…京王プラザホテルの東側の地下道にまた入り、閑散としたところを進む。KDDIビルを回り込むような地下道もさらに進み、ワシントンホテルのところで地上に出る。これだけ閑散とした広い地下道に、ホームレスがまったくいないのも、不思議と言えば不思議。新宿西口は、東京オリンピック開催を訴えるポスターやら横断幕やらノボリやらがいたるところに溢れているけれど、これを見るのもあと数日か…。
パークタワーに入り、パークハイアット東京の食品売り場をうろうろ、ビルから出て、スクエニのお店にちょっと寄り道
SQUARE ENIX CHARACTER GOODS SHOP SHOW CASE
それからオペラシティーへ。それにしてもこのあたり、ロードバイクで走っている人がすごく多いですね。NTTのICCに行き、『コープ・ヒンメルブラウ:回帰する未来』は、うーん、コンセプトが先にたってあまり面白くない展覧会、無料のオープンスペースのほうが充実しておりました。さてここからは都バスに乗って渋谷へ、東横線に乗り換えて、祐天寺に向かいます