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松田惣領と松田庶子

実際に、神奈川県の松田町にある地名なんだけど、けっこう凄い地名だよね、これ…

町は松田惣領、松田庶子、神山(こうやま)および寄(やどりき)の4地区からなる
松田町 - Wikipedia

そもそも、松田惣領村、松田庶子村、神山村、寄村が合併して松田村になったらしい。『松田惣領』『松田庶子』の名前の由来は、こんなことだとか

神奈川県松田町には松田町惣領と松田町庶子という地名がある。由来は「松田有常松田郷に住みて領主たり、有常二子あり、太郎某は弟なれ共妻の出なるにより太郎として本家を継がせた。次郎某は妾腹なる故に兄なれ共庶子として分家す。是惣領庶子に村の名の由りて起これる所以ってなり、此れ以前は一邑にして松田と称えしこと論なし」とある。惣領地区を「上松田」庶子地区を「下松田」と言ったこともあったが、惣領と庶子に戻っている。
http://www.incloop.com/matsuda/173.html*1

松田に限らず、別の地域でも見られる地名なんですね

土屋は大きく分けて「惣領分」「庶子分」「寺分」の三つの地名があります。これを「土屋三分」(つちやさんぶん)と呼んでいます。(鎌倉時代からのなごりで、 小田原北条・江戸時代には、それぞれ「土屋惣領分村」「土屋庶子分村」「土屋寺分村」と、三つの村が存在していました。現在では、大自治区の地区名(自治会名)として使用されています。
(参考)これらの地名は、松田町や鎌倉や京都にもみられます。(惣領・庶子・寺分・十二社[じゅうにそう]等)
土屋の地名について

*1:由来の出典は、明治政府による官撰地誌である『皇国地誌』