日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

祖父の葬儀に行ってきて

いろいろ思うことはあって、書こうと思ったけれど、いざ書こうとすると、あまり何を書いてよいのかわからないので、止す。

ただ、通夜振舞で出されたラーメンが、懐かしい醤油味の太麺の、支那蕎麦と言うとしっくりくるようなラーメンで美味かったなあ、ということ。それから、日本酒として用意されていた越乃白龍、酔泉、越後櫻はいずれも阿賀野市の地酒であり、どれもまずまずの及第点ではあったけれど。越乃白龍は吟醸酒にしては味わいに欠けて、酔泉は純米でややきれい過ぎる造り、越後櫻はそれに輪をかけて、淡麗辛口と言うにしてもあまりにも淡泊過ぎる酒だな、などと、結局食い物の話か、ということにしてお茶を濁す。

よく通夜で線香を絶やさないように、と言うけれど、ほっといても絶えない、18時間も持続する渦巻き線香などというものがあるのか。寝ずの番をしなくていいのか。ああそうか。なんか、非常に本末転倒なような気がするが。本来は次々に弔問客が訪れて故人の思い出話などしながら酒を飲み、故人を寂しがらせないように、線香の絶える間が無い、たぶん元の発想は違うけえどそういうものじゃなかろうか、と私は思うが、そういうことは難しいか。自分も葬祭場に泊れば良かったか。

結局、最後に会ったのが去年の10月で、佐渡に出張した帰りで。意識ははっきりしていたけれど大分弱っていて。
佐渡をあとにして - 日毎に敵と懶惰に戦う
もっと元気なうちにいろいろ話を聞けばよかった、などというのは、大抵そういうのは後からしか悔めないもので。

だから、そういうことは言わない。