日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

八丈島でさらにさらにのんびり…さすがに帰る日だ

起きてみれば、ちょっと酒が残っている。昨夜のうちに強く降った雨が止んで、天気は回復傾向。予報のわりに、とてもよい天気の旅行だった。朝から風呂に入って酒を抜く。風呂に行こうとすると

漏電って…。まあ、明かりがつかないくらい、どうってことないけれど。その後食べた朝飯は、湯豆腐が島の豆腐だろうか?なかなか結構なもので、これで1泊2食で7000円とは素晴らしですね

10時ぎりぎりに宿を出て、相変わらず司会進行としての能力が大いに疑問な毒蝮三太夫のラジオを聴きながら、この日はまず近藤富蔵の墓にお参り。町人7人を殺害して遠島された人だそうで

続いて宇喜多秀家の墓にお参り。最終日に墓参り残しておいたのは、途中ですることが無くなると困るかただったわけで…

このお墓、ソテツに囲まれていて、辿りつくのが痛い(笑)

さあ本当にすることがなくなりました。どうしましょうか、と、また島を一周することに。登龍峠の展望台をもう一度訪れて

お天気が変わると、またずいぶんと感じが変わるね

時計回りに島を一周。ほんとうに何に寄り道することなく、島を一周。中心部に戻ってくることに小沢昭一のラジオ。本日は朝鮮人の真似が…本当に変わらんなあ、この人は。昼飯はあしたばうどんで有名な店…は、うーん、ちょっと止めておいて、目の前にある店でラーメンなど。しかる後にもう一度、初日に参った式内社に御参りし、さてそろそろ空港に向かうか、まだちょっと時間があるな。底土港のほうに行ってみると、なにやら凄い廃墟が


八丈ロイヤルホテルとして、わりと最近まで営業していたホテルらしいけれど
http://www.arakawas.sakura.ne.jp/backn003/royal/royal.html
経営者が変わって『八丈オリエンタルリゾート』と名前が変わった挙句、今は完全に廃墟。遠く見ゆる銅像はなんぞ…

さて、そろそろ。ガソリンスタンドで給油し、空港へ。お土産を物色し、ちょっと食堂でビールなど飲んで、お、この飛行機か

レンタカー屋さんに車を返す。14時20分の東京行きは満席らしく、搭乗手続きをさっさとしてくださいと矢の催促。ゲートをくぐってみれば座席はあまり空いておらず、手持無沙汰

ややあってようやく搭乗、お隣で嬉しそうにしているので何ごとかとおもったら、オーディオプログラムの落語、桂塩鯛の襲名披露口上にざこばが出ていると。旅の道中、兄弟子が死んだ時のざこばの泣きについて散々話題になっていたので、これも何かの巡り合わせか。
離陸した飛行機はすぐに雲の中に入り、シートベルト着用のサインが消えて10分と経たずにまたサインがついて、実にあっけなく、羽田に到着したのだった。空港で、満席の飛行機から降りた団体客、どうやらこれから岡山行きに乗り継ぐらしく、宇喜多秀家を慕った人達だったのだろうか、などというのは、今になってはわからないお話。