日毎に敵と懶惰に戦う

はてなダイアリーから引っ越しました。酒と食い物と美術と旅と横浜と建築と演芸と…

『G|tokyo|2011』などを巡る2月のアートウィーク

東京でアートウィークと言えば、アートフェア東京が行われる4月ですが、この週末もあちこちでアートフェアなどが行われている。というわけで、まとめて巡ってみることとします。昨年も1月の最終週に、『G-tokyo』などが行われていましたね。なお、ここで書かれたほとんどのものは2月20日も行われているので、興味を持ったらすぐにgo!
G-tokyoを中心に、自転車で冬のアート巡り - 日毎に敵と懶惰に戦う
まずは御徒町まで電車で出て、3331 Arts Chiyodaへ。

今年からはじまるフェア、『TOKYO FRONTLINE』へ行く。
http://tokyofrontline.jp/
ミッションを読むと

新たなアートコレクターの開拓のために

TOKYO FRONTLINEは、新しい東京のアートセンターである3331 Arts Chiyodaを会場に、従来にない発想としくみに基づくインターナショナル・アートフェアです。今後、まず第一期として5年間、毎年開催いたします。コンセプトは文字通り「フロントライン」。これから東京が世界のアートマーケットに対しアピールしていく精鋭アーティストたちとギャラリーを揃え、「フロントライン」として国内外の新たなアートコレクターの開拓をミッションとします。

とあるとおり、気軽に手に入れられそうな価格帯、親しみやすさを前面に押し出している。1Fでは、参加ギャラリーの作品が広い空間にならび、まるで展覧会のようだけれども、すべての作品にとてもわかりやすく値段が表示されている。そりゃギャラリーはアートを販売しているわけだから値段は付いているわけですが、プライスリストが別途あったりギャラリーの人に聞いたりするのは、購入意思があるようでちょっと敷居が高かったりしますね。それ無しで、こんなもんなんだー、と値段が見られるのは良いと思う。
お値段は数万〜、大作でも数十万で、おそらく、全然購入したことが無い人が想像する価格よりは親しみやすい価格になっている。三瀬夏之介、山本太郎といった、著名アーティストの作品も結構あります。BEAMSなど、ファッションブランド系のギャラリーもあり、アートは買える、という点をしっかり示しているのであります。
2Fはギャラリーごとに仕切られたアートフェア形式。アートフェアにいっても妙にスノッブな感じがして、素人は声をかけずらいような場合があったりしますが(そこがまた面白いのではあるが)、このフェアではどこのギャラリーの人もフレンドリーで、比較的空いているし、この機会にいろいろお話を聞くよい機会なのでは。
1Fには秋田の酒蔵の『やまとしずく』の飲み比べコーナーも何故かあり、大吟醸までの5銘柄を400円で飲めるのが嬉しい。自分が行ったときはこの飲み比べをはじめる前で、1杯100円で2杯ほどいただきましたが、純米吟醸の新酒が美味かったなあ。他のスペースでも3331 Art Chiyoda はいろんな企画をやっているので、20日にちょっと行ってみると良いかもです。
3331 Arts Chiyoda:アーツ千代田 3331:3331 ARTS CYD
ちょっと秋葉原駅方面、ラジオデパートでケーブルを買い物して日比谷線の人に。六本木に出て、まずは六本木ヒルズの3Fに新しくオープンしたギャラリースペース
http://www.roppongihills.com/art/events/2011/02/ags_nara.html
まあ、ニューオープンというか、ミュージアムショップを改装して主に書籍コーナーをなくして、ギャラリースペースにしてしまったのね。奈良美智の版画展。お値段は15万〜100万というところ。犬かわいい。スタバでちょっとお茶しながら軽く昼飯をとって、その後、G-tokyoへ
G-tokyo
昨年も52階で行われた、東京のコンテンポラリーアートのトップギャラリー、15軒が集まったアートフェア。白い壁で仕切られた空間に、それぞれのギャラリーが作品を展示している。1200円と昨年より少し上がった入場料は、またしてもMAMCメンバーなので無料になりました。展示されている通路の合間に、スポンサーのボンベイサファイアによる展示もあった。お金掛けてるなー、ボンベイサファイア。
パンフレットの表紙にもなっている、ワコウ・ワークス・オブ・アートヴォルフガング・ティルマンス、巨大な立体がスペースを占拠、というか制圧しているシュウゴアーツの戸谷成雄、8体重なったインパクトが凄いアラタニウラノの加藤泉など、1人のアーティストでずばっと推しているところの印象がまず強い。
SIDE 2のウドムサック・クリスナミスというタイのアーティストの作品が面白く、SCAI THE BATHHOUSE は宮島達男はじめどれもクオリティが高く、オオタファインアーツのさわひらきは好きだなあ、ヒロミヨシイがいきなり細江英公で意外性があったぞ、山本現代のエドガー・マーティンズも凄くいいなあ。とにかく全体的にクオリティがとても高い。そして、去年は『アートフェアっぽくなくてワクワクしないのよね…』と言っていたのだけれど、今年は去年よりいい感じだ。なんでだろう。去年はちょっと様子見のところも多かったけれど、今年は作品自体のクオリティ含め、じっくり準備してきた印象。月曜日以降はギャラリーの人がいなくなって展覧会形式になるようだけれど、出来たら20日のうちに行った方が楽しいと思います。

ミズマアートギャラリーは天明屋尚で、うーん、どうして私は、この人の作品はあんまり好きになれんのだろうなあ…。会場の写真など、takさんのところも是非見てください
G-tokyo 2011 | 弐代目・青い日記帳
会場を出て、こんどは牛山メイビルの何件か隣、青山ブックセンターの裏あたりにあるピラミデビルへ。昨日、ここにギャラリーが4軒同時オープンしたのですね。六本木は芋洗坂にあったギャラリーがあっちこっちに移転してしまっていたのだけれど、ここにきてまた集結してきた感じ。ピラミデビルって結構オサレビルだけれど、イマイチ使いにくそうなビルだから、賃料安くなったのかな…。

ZENフォトギャラリーの中国の写真家の作品が凄いインパクト。オオタファインアーツは顔見世的で次回以降に期待、奥のリビングのような部屋が結構面白いね、草間弥生の犬のオブジェがありました…。ワコウ・ワークス・オブ・アートが、リヒターの作品など気合の入った品揃え。絵の具が暴れまわるペイントに、上からアクリルをかぶせた作品。4点並んですごくかっこ良かったけれど、何気なくプライスリストを見てびっくり!1点1500万円ですと。それでもすでに1点売れてましたぞ

ピラミデビルを出て、ミッドタウンのデザインハブで『Romance』展
http://www.designhub.jp/exhibition/2011/01/17-1439.html
あー、これは、ちょっとはずれ。ぼんやりしていて、コンセプトに作品が追いついていない感じで、全体的にあんまり面白く無い映像作品。

ミッドタウンをすこしうろうろ。20日までやっているウイスキーのイベントは、入場料が5000円とのこと。
芋洗坂を下り、麻布十番方面へ。Mancy's Art Nights
http://mancysartnights.ho-zuki.com/Mancys_Art_Nights/TOP.html
これまた去年に続いての開催。セレブカラオケボックスMancy'sのお部屋にギャラリーが作品を展示するアートフェア。どうかなー、去年のほうが良かったかなあ。カラオケルームのはずなのに全面ガラス張りのお風呂があったりする実に妖しげな空間に対して作品が大人しめで、作品のインパクトが負けているような気がしました。香港やソウルのギャラリーが来ていたり、あまりアートフェアに出ないようなギャラリーがあったりは面白いのですが。一番大きなスペースを使っていたのはタグボートだった。アヤシゲな空間を渡り歩くのは面白いですよ
現代アート販売(通販)のタグボート 写真・版画・絵画の販売
廊下で話していた人が『高橋コレクションは、高橋さんが、なんであんなにお金を持っているか聞いてから嫌いになって…』みたいな話をしていて…。帰宅途中、商店街のはせがわ酒店に寄ったら、はろるどさんにばったり!やはり同じようにいろいろ巡ってきたとのこと
「TOKYO FRONTLINE」 3331Arts Chiyoda - はろるど
立ち飲みスペースで少し飲んだのでした。今日は、アート好きな人が結構六本木あたりにいたのでしょうね
奈良美智「PRINT WORKS」(ROPPONGI HILLS A/D Gallery) - あお!ひー
子連れアート鑑賞日記 Mancy's Tokyo「Mancy's Art Nights」に行ってきました。
『TOKYO FRONTLINE』『G-tokyo』『Mancy's Art Nights』まとめて見られるのは20日、日曜日までなので、興味のある方は是非、20日に行ってみてください。


麻布十番駅から、今日は綱島の実家に帰宅。今後の返済計画について家族会議が開催されたのでありました…