日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

角館の桜はまだまだだけれど

秋田の宿で目覚めて6時、おお、なんだかすっきりしていて体調が良い。毎晩結構飲んでいるのに!飲み過ぎよりも、食べすぎのほうがダメージ大きいのだな、たぶん。やどの朝食は

おかず沢山でご立派、目玉焼きが、ベーコンがまた美味くてね。筋子まであるし。牛乳がまた、低温殺菌の美味しいのだったんです。食後にロビーでコーヒーもいただいて、4200円で、これは良いお宿だったわあ。で、話を聞いていると、本当に観光客は減っているらしく。農漁業者は補償がされるのに、観光業は…?という不満不信はやはりあるようだった。さて、出立。駅へ。うわ、すごい店だねこれは

どうも本当に、秋田は、いろんなものを観光客向けに過剰適応させているような気がして。そういうのを求めているんじゃないと思うんだけれどなあ…。駅のここまで大きくしなくても良かったのでは…。いや、すみません、一観光客の勝手な感想です

今朝は秋田新幹線から

車両にはこのステッカー

ほんとうなら角館などは普通列車で行きたいのだけれど、どうにも本数が少な過ぎて。無理に普通にこだわる旅でも無いので、新幹線で角館まで。さて、このあたりで、デジカメのバッテリーが突然死を迎えますので、以降は旅の終わりまでiPhone撮影の写真でございますよ…。角館は8年ほど前に一度訪れたけれど、夕方過ぎてうす暗くなり、施設は何も空いていなかったのだよね。今回は朝から巡るのだけれど、桜は、実はまだあまり。今年は遅れているみたい。一部咲いているところはありますが


メインストリート(と言っていいのか?)の武家屋敷がある通りは、まだまだこれから、というところ


川沿いの桜に至ってはまだ何も無く

でも、桜のあるなしにかかわらず、角館の武家屋敷はとても良い。まず、この広い通りが、江戸時代初期からそのまま、というのが凄い。これだけの広い通りを作った街割りの先見性。石黒家ではターヘルアナトミアを見ることができます。風格のある建物や蔵が沢山


武家屋敷もずいぶん残っているのですね。で、その肝心の佐竹北家のお殿様のお屋敷は…

なんと、天理教の分教会になっておったよ(笑)どうりで、とくにその部分には観光ガイドでは触れられていないわけだ。これは、子孫が天理教に入信した、ということなんでしょうか。まあ、これはこれで風格があります(笑)
川沿いの広場では屋台が沢山出ており、それなりの人の出があったけれど、これでもまだまだ、観光客は少ないのだろうなあ…。飾山囃子(おやまばやし)の実演を見ることができ、娘さんが皆さん、大変生き生きとしていて、舞も音曲も民謡もみなレベルがびっくりするほど高く、堪能させていただいた

さてさて、昼飯は稲庭うどん。このつるっとした輝きが!

つるつる、としていて、大変に美味かったあ。稲庭うどんというと大変高級なイメージですが、地元ではこんなふうに沢山買って食べるんですね。すごい量だ

お土産屋を覗いて、資生堂謹製、角館限定のオードパルファムなんてあるんだあ、と感心し、さてそろそろ良い時間。角館の駅に向かい、駅前の酒屋を覗いてみたら、あらっ!

有料試飲のある素敵な酒屋じゃありませんか…。やまとしずくを一杯いただいて、電車の時間にもっと余裕があればもっと頂くところですが、一杯だけですよ。角館の駅には秋田内陸縦貫鉄道の列車、弘前から直通する列車が到着したところ

これに乗って弘前まで行ってもいいなあ、と思ったけれど、ふふふ、これからお楽しみの後生掛温泉なのです湯お。またしても秋田新幹線こまちに乗ってお隣の田沢湖まで移動

田沢湖駅、なんか、韓国ドラマの宣伝がべたべた貼ってあるんですが、これは何?


と思ったら、IRISというドラマで田沢湖ロケをしたんですね…知らなかったわあ。韓国からロケ地巡りのファンとかも来ていたんだろうけれど、今はぜんぜんなのだろうな。さて、ここからいよいよ、後生掛温泉へと向かうわけですが








続きはこの後で!