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中国のミュージカル映画『東方紅』が面白い

恥ずかしながらこれまで知らなかったのですが、1965年に制作されたミュージカル映画。3000人が出演する大スペクタクル歌劇で、最後には人民大会堂の万人大会堂、1万人の観客も一緒になって國際歌(インターナショナル)を合唱する、という仕立て。詳しくはこちらで
ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋 「東方紅」 感動からエナジーを得よう〔9〕
1965年の制作なので、まだ中ソ対立が深刻化する以前のもの。10月革命、国共合作から1949年の中華人民共和国成立までを描くのですが、抗日戦争の描写などはあっさりしたもので、長征と国民党との戦いに力点が置かれているんですね。で、これまた時代性もあるのだろうけれど、少数民族との邂逅というか、融和というのが非常に重点的に描かれている。まあ、あんまり突っ込んで考察はしませんけれど。
特に、『第五場 埋葬蒋家王朝』の長江渡河作戦以降の高揚感が凄いな、と。動画で言うと、13以降です。