日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

都内遊覧日記

なかなか上陸しない台風の行方にやきもきしながら起床、朝飯に、ベランダの枝豆をもいで

小さなプランターに育てていて、それなりに養分も与えているつもりなのだけれど、なかなか沢山は実りませんね…。45房ほど収穫して、茹でれば

やっぱり枝豆はゆでたてが美味い。ほくほく。10時過ぎ、ようやく台風が四国に上陸したとのニュースを聞いて(この時点では、まさか、紀伊半島があんな大変なことになるとは…台風12号)、横浜でも、雨が突然、じゃじゃあ、っと降ってきてすぐに止む。ま、お出掛けしましょう。
湘南新宿ラインで渋谷に出て、井の頭線駒場東大前。東大からぞろぞろと沢山人が出てきて、時間的にTOEICか何か、試験が終わって…という感じか。構内を通りぬけて、昼飯は

山手ラーメン

食べログ 山手ラーメン

店構えに似合わず…と言っちゃ悪いか、いろいろとこだわりの味の店で、大学のすぐ裏にあるせいか客層も外国人が妙に多かったり不思議な感じで、なかなか美味しゅうございました。でも暑くて汗だくに。歩いて日本民藝館。久しぶりの日本民藝館では芹沢?介の特集展示で、やっぱりいいなあ、大好き。あの線のやわらかさとふんわりした色がたまらん。また静岡の美術館に行きたくなった。
あてどなく、静岡の旅 - 日毎に敵と懶惰に戦う
こんど、松屋銀座ではじまる柳宗悦展の招待状をサービスでくれて、太っ腹でありました。出る間際に突然の豪雨、すぐに止んだらしく、びしょぬれになって入ってくるお客さんを横目に駒場東大前の駅まで。駅前のパン屋にて、美味しいパンを買っていたら、またしてもゲリラ的な豪雨。そしてまたすぐに止む、不思議な天気なり。渋谷で乗り換えて地下鉄で乃木坂に出て、ギャラリー・アート・アンリミテッドで齋藤芽生の作品…。93年の作品が、厨二病!って感じで笑ってしまった。あそこから今日までの洗練の過程が面白いなあ、と。FUJIFILM SQUAREでは、ユーサフ・カーシュ作品集。チャーチルの写真がやっぱり素敵、チャーチルは見るからにマフィアのボスか何かですよな。そして、サントリー美術館ヴェネチアングラスにうっとり。芸術というか、やはりガラスは科学の世界なり。
ギャラリーモモでは、篠原愛の個展。アニメ絵に近い作品てわりとあるけど、これは何か一線を越えているのではないか、その一線とは何か考えはじめ、高校のころから投稿していたイラスト誌が沢山並べられ、本展もイラスト展と銘打たれていることで、ああと納得し、いや、そこで何故私は納得するのかと考えはじめ…もんもん。目の前のピラミデビルのロンドンギャラリーは10日オープンなのですね。ちょっと窓の外から覗いて見たら、小さな置物など何点か。オオタファインアーツなども展覧会が10日オープンで、また来なければ。
大江戸線で新宿に出て、新宿高島屋の美術画廊で、松山賢さんの『絵の具の絵』。絵の具の絵って何だ?と思ったら、ほんとに絵の具の絵なんです、まさに絵の具の絵。絵皿に出された絵の具を一色に絵の具で描いた作品は、絵の具の質感が際立っていて、画もまた一つの立体である物質である、ということが意識させられて、実際に絵の具ための絵の具の絵なのだった。さらに、都庁を越えて歩いてケンジタキギャラリー、塩田千春のドローイング。痛みを感じさせながらもやさしさ、包容する力を感じさせるようなドローイングが、なんだか、とてもよい。欲しい…。
さて、それから、また歩いて(今日もよく歩くなあ…)ヒルトンへ。ロビーで待ち合わせて2人で食事…なんというと非常に艶っぽいお話ですが、待ち合わせるのが男なのだなあ。

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シーフードバイキング、チケットを安く手に入れることが出来たとのことで、お腹いっぱい、いただきました。ワインバイキングもあったので、ああ、お酒がすすむ…。さいごは、チーズを摘まみながら赤ワインぐびぐび。満腹になって新宿駅まで歩き、湘南新宿ラインがすぐにやってきたのでこれ幸いと乗り込んで…気がついたら藤沢。おおう。まだ戻る電車があって良かった!帰宅セリ