日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

東横跡地の公開など

朝のうちにiOS5へのアップデートと、アプリのアップデート、1時間弱で無事に終了。二度寝したら、もう12時近くだった。疲れていたかな…
本日の行き先は、桜木町駅。横浜から桜木町まで、東横線廃線の高架は、まだほとんどそのままの状態。その場所を公開するのが本日。これから工事に入るので、これが最後の機会になる。完成イメージはこんな感じ?

なんだか知り合いばかりに会いはしましたが、都会の真ん中にエアポケットのように拡がる高架空間は面白い。



階段はそのまま、券売機の裏も見ることができた


その後、キャラバン隊が通り過ぎまして


座談会がありました

東横線の跡地、基本コンセプトは『自転車も通れる遊歩道』の整備。地下化された東白楽〜横浜の東横フラワー緑道は整備済み。桜木町から先の汽車道港の見える丘公園も整備済み。高島町桜木町の高架が今のターゲットになっている。鉄道開業の初代横浜駅は現在の桜木町。二代目横浜駅高島町付近(今でも遺構がある)。そして横浜駅東横線の高架跡地は、3つの横浜駅の歴史を結ぶ道であり、歴史的なポテンシャルもある。以前、リサーチした時の記録
横浜『CYCLE×CANAL TOUR』に参加して、東横線跡地の利用について考えた - 日毎に敵と懶惰に戦う
憩いの場所としてのニューヨークのハイラインが参照されるが、東横跡地とは条件がまた違う。東横線高架は、桜木町から先の汽車道と同じく、動線になることが基本で、副次的に憩いの場になるのだろうか?今まさにvoidである東横跡地が、見る場、見られる場、場所の位置付けをどうしていくか?
桜木町駅を挟んで、みなとみらい側と野毛側が、なんでこんなに違うのか。その狭間にある東横線桜木町駅の跡地に作られたアートスペース9001は最初は『誰が使うの?』状態だったけれど、最後は利用率が90%を超えていたとか。この東横線の高架は、すぐ脇に同じ視点の高さで京浜東北線が通っている不思議な立地、意図せず残ってしまった、遺された場所としての東横跡地、みなとみらい側と野毛戸部側の境界、複雑に入り組んだ土地所有、東横跡地は不思議な彼岸であるなあ、と。
東横跡地は『道路』として管理される。管理者として安全安心の確保、商業利用の許可など、兼ね合いをどうするか?曖昧な場所、ココロの間口も広い場所として管理することで、周辺の人の路地、縁側的な利用を引き出していく。京浜東北線からも見える街のショーウィンドウにならないか…
そんないろんな話が面白い座談会だった。歴史を振り返り、今の様子を詳細に写し、他の高架利用事例なども紹介するスライドショーもとても楽しかったです。直接ではないけれど密接に関係している『コレヨコ』の本もちらっと見せてもらったり。凄いものを作ったのね!
その後、歩いて若葉町まで向かい。そしてさらに、黄金町バザールで、田村友一郎さんの作品を見る。ネタばれはしないけど、こんど『出演』しようかなー、などと思った。
酒房ぴーに流れてしばらく飲んで、それから馬車道まで出て、別の友人とタップルームでビール。別れて、銭湯で汗をうんうん流し、体全体が弛緩したところで、よしリセットできたぞ、と帰宅したのでした。