日毎に敵と懶惰に戦う

はてなダイアリーから引っ越しました。酒と食い物と美術と旅と横浜と建築と演芸と…

埼玉近美・うらわ美『瑛九』、根津美『春日の風景』など

早めに起きて、朝から家事いろいろ。ごはんも予約で炊いたぞ。8時過ぎに出掛けて乗り換え乗り換え北浦和まで、埼玉県立近代美術館の『瑛九展』に行くのだけれど、おお、このポスターのテンションの高さたるや…

少し歩いて公園内にある美術館で見た瑛九展。フォト・デッサンの美しさにも目を見張ったけれど、最後の点描の、数年で怒涛のように変化する作風、色彩の海、丸の織り成す世界、そして細かい点描の大作がずらりと並ぶ空間の圧倒的なこと。なにもかも昇華されていくような凄さ。置いてある椅子に座って、しばらく魅入っていた。

国道17号線を歩いてうらわ美術館まで、20分近く。今回の『瑛九展』は、二か所で同時開催なのです。こちらでは、様々な絵画の影響を受けつつ、いろんな絵を画いてきたのだなあ、ということを知る。『印象派からやりなおす』って、ホントになんでも描いていて、一人絵画史みたいな人だな!日本画もあるし、版画も写真も教育にも…。だからこそ、晩年の作品が、到達点として凄味があると言えるのかもしれない。二箇所あわせて、とても良い展覧会だった。
浦和から電車の乗り、上野、新橋、溜池山王で乗り換えて六本木一丁目。

インビスハライコ

食べログ インビスハライコ

この店にて昼飯。ソーセージ2種類、パン、ザワークラウト、コーヒーもついて800円。大変美味しゅうございました。腹ごなしにあるいて六本木、そしてギャラリー間で、『311 失われた街 展』
311 失われた街 展|展覧会について|TOTOギャラリー・間
壊滅的な津波被害を受けた16の地点の、被災前の精緻な模型を淡々と並べており


周囲に展開される地震被害についてのインフォグラフィクスと合わせて見ることで、そこで起きたことを、原点に立ち返って考えるための展覧会。とにかく、なにもかも、淡々としている。小さな航空写真の比較で、どれだけ壊滅してしまったかがわかるその模型たちの中に、一つだけ、地震後も見た目は変わっていない地点の模型がある。そこにはいま、人がいない。浪江町
青山霊園を横切って、根津美術館

『春日の風景』は、ずらり並んだ春日宮曼陀羅が圧巻。よくこれだけそろえたな。そして、それらは一級の美術品であると同時に、極めて重要かつ面白い歴史や観光についての資料であり。これだけ集めたからこそ、連綿と今日に続く様々な影響…信仰と観光の関係、鹿のモチーフ化、昭和初期の観光ブームのころによく見られた鳥瞰図的な観光地図への大和絵の影響とか…その他、いろんなことを考えながら鑑賞できる、とても楽しい展覧会だった。そして春日鹿曼陀羅がかわいい。夏に京都国立博物館で見たときも思ったけれど、家に欲しい…。
常設展では展示ケースや照明の質の高さが印象に残り、素晴らしい庭園も散策して…。今日はお茶会の関係か、着物の人が溢れていて、ナフタリンの香りがそこかしこに。さてその次は、スパイラルへ
http://www.spiral.co.jp/c_profile/press/pdf/press_201109_ultra004.pdf
『40歳以下のギャラリスト個人を出展単位とする新しい形のアートフェア』ULTRAは、全体的に雰囲気が文化祭っぽい感じであり…。GEISAIっぽいと言えばいいのかな。そんな中で面白いと思ったのは松原正武の彫刻写真で、壁の割れ目などを撮影した写真を、割れ目に沿って彫った彫刻作品。
表参道の路上もいろいろアート関係のイベントでございましたね

表参道をぶらぶら歩き、MOMAショップも久しぶりに覗いて、キディランドの新装開店は何時かな。原宿から電車に乗って帰宅。今日の晩御飯は、無印良品のお手軽セットで作るキーマカレーと、ほうれん草の炒め物と、おすそわけのおから。プロ野球のCSと、ハチマ先生のヨーロッパ土木報告会と、サントリー美術館の特集番組と、空から日本を見てみよう東横線と、いろいろはしごしつつ