日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

夜勤明けでテレ玉にガツンとやられ、フェルメールやら森美やら

晴海のホテルで目覚めて、テレビをだら見。テレ玉の演歌街道という番組のローカル感が凄い。まずCM。玄海あばれ太鼓という歌、着流しの演歌歌手が荒海をバックに太鼓のバチをふるいながら熱唱するところでまずかなりアナクロなヤックデカルチャーですが、これはちゃんとキングレコード
続いてのCM、スナックのおばちゃんみたいな人が明らかに合成映像の南国プールサイドをバックに直立不動でかなり調子外れな演歌、黎明期のカラオケみたいなテロップで歌の名前と歌手名。なんだこれは、と思ってると、ほぼ同じ作りのおっさん歌手が続く。素人が枠を買うCMがあるのかなあ、とぼんやりと見ていると、番組がはじまり、なんと、いまの素人みたいなおばちゃんとおっさんが出演してる!あの2人は番組の出演者だったのか!狭そうなスタジオ、真ん中に女性司会者、両脇にご両人が並ぶ簡素な番組冒頭から、おばちゃんのほうの温泉ホテル営業の宣伝ではじまります。
番組のメインは、年末に開催された、ローカルななんちゃら紅白歌合戦の映像9回目。もちろん、おっさんおばちゃんも出演。これもいろいろ唖然。番組後半はおっさんおばちゃんの新曲紹介。またしても、合成映像をバックに、直立不動で熱唱し、番組終わった。そしてまた同じ、おばちゃんとおっさんのCMが。もう1人、別のスナックのおばちゃんCMが。来週はゲストを招いて…と言っていたけど、この人だろうか、ゲスト
テレ玉は、埼玉政財界人チャリティ歌謡祭のクオリティを随所で見せてくれるから、すごいな、と思いました。北関東ムード歌謡シーンの首領、ロイ白川先生に度肝を抜かれている場合では無かった。演歌の世界、奥が深い…
だらだらっとして8時過ぎ。さて、お腹が減りました。ホテルマリナーズコート東京をチェックアウト。海員組合かなんかでやってるホテルなんですね。捕鯨ピーアールのパンフレットが置いてあったり、船の模型があったり、福江島の灯台のレンズがあったり
よい天気。なんだか急に、美味しいパンやらコーヒーやらの朝食だ食べたくなったけれど、喫茶店は見当たらず、ファミレスもいやだ…勝どき橋を渡って築地、そして銀座まで来てしまったので、銀座トリコロール本店でモーニング。パンもコーヒーも美味い。さらにもう一件、ロハスカフェで朝粥セット。トッピング3品、ジャスミン茶もついて500円。ちゃんと美味いじゃないかお粥。お茶もたっぷりあるし。これで500円、普通に喜べはいいのに、場所のせいで、東電に接待されているような微妙な気分に…

その後、フェルメールセンター銀座に行ったのですが、感想をtogetterで拾ってもらったので、はりつけてみましょう
『フェルメール 光の王国展』レポ - Togetterまとめ

予想よりは楽しめて、ぶらぶら。新橋のきゅうべえハウスで散髪、すっきり。六本木ヒルズへ。屋上のクレーンが稼働しているところをはじめて見られて嬉しかった


そして森美術館、イ・ブル展も良かったけど(アトリエのスペース好きです)、ホー・ツーニェンの『未知なる雲』が大迫力でガツンとくるなあ。演劇的で、閉じてなくて、拡散していく、力のある作品だった
西麻布のアウグスで、マリナーラ+モッツァレラ、ビール少々。うまし。地震でちょっとゆれゆれ。広尾駅まで歩いて、なんとなくコミュニティバスに乗ってしまったら麻布十番に連れて行かれて、電車を乗り継いで帰宅。風呂に入ったら暖かくなり、今日で一旦休みに入る酒房ぴーに行きました