日毎に敵と懶惰に戦う

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高岡の街を歩く

0時過ぎに起きて仕事に向かい、無事に終わって4時ごろホテルに戻り、就寝…6時過ぎに起きて風呂に入って朝飯。スーパーホテルの朝飯は思いのほか立派なもので、満足であります

富山空港からの飛行機までしばらく時間があるので、高岡の街を散策することにする。高岡は城下町、商都、鋳物の町、市制が施行されたのも、1889年と、日本で一番古い市のひとつなのですよ。ほいでもって空襲もそれほど被害が無かったので、今でも古い町がよく残っているのですね。まずは高岡大仏へ

1745年木造造営、何度が焼失の後、1933年開眼の銅製大仏。奈良、鎌倉とならぶ日本三大大仏を名乗っているけれど、ほかに第三の候補っていなかったっけ…?
日本三大大仏 - Wikipedia
さらにぶらぶら歩いて土蔵造りの町並みへ。ここにある、菅野家住宅のなんと立派なこと


この通り、すごく道幅が広い

城下町として栄えたころからこんなに広かったのか…あるいは、高岡は1900年の大火で相当部分が焼失しており、土蔵造りの町並みも1900年以降に造られた建物ばかり。その際にモータリゼーション社会の到来に備えてセットバックしたのか。聞いてみなかったので(朝早くてどこの施設もやってなくてね…)わかりませんけれども。とにもかくにも、土蔵、石造り、タイル、この通りにも周囲にも、素敵な建物が多いのでした







さらに少し駅から離れて、金屋町、千本格子の家並みは、静かな石畳の道。案内看板も鋳物でできているのでした



そうそう、高岡には、万葉線いう市電も走っているのですよ


高岡は藤子・F・不二雄先生の出身地でありますので、ドラえもんペイントのトラムも走っているらしいのだけれど、この日はメンテナンス中で運休、残念。かわりにこんなお土産だけ購入しましたよ

一旦駅に戻り、最近造られたドラえもんの銅像なんか見ちゃったりなんかしてから


駅の反対側へ。こちらには瑞龍寺という国宝の寺がありまして、その参道、前田行長のお墓との間をつなぐ『八丁道』からしてごりっぱ

そして瑞龍寺も、歴史のある重厚な古刹で、いやすごい、こんなにりっぱなもんだとは思いませんでした




なんかこの日、前田利長公四百年大遠忌法要であったらしく、裏千家の鵬雲斎大宗匠、15代の千宗室だった千玄室の茶会がり、法堂の中は着物の女性で溢れかえっておったのでした…


瑞龍寺は立派だし、町並みも良いし、銭湯は2軒見かけたし、トラムは走ってるし、F先生の地元であるし、高岡、大変よいところでありましたよ。さてそろそろ飛行機の時間、高岡から空港直通のバスに乗り、富山空港へ。また少しお土産を物色して、羽田へと

モノレールで会社に出て、お仕事。20時過ぎまで。夜はちょっと酒房ぴーに寄って

帰宅したのでした
在華坊(@zaikabou)/2013年05月20日 - Twilog