日毎に敵と懶惰に戦う

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土曜日、東京国立博物館の秋の特別公開と、森美術館『六本木クロッシング』

土曜日、いろいろ仕事がたまっているので、会社でお仕事。午後、さっと上がって、上野まで。東京国立博物館
東京国立博物館 - 催し物 イベント 過去のイベント 東京国立博物館 平成25年度 秋の特別公開
秋の特別公開ということで、滅多に出さない酒井抱一「夏秋草図屏風」を出すというので行ってみたら、これが大正解。や素朴画みたいな国宝室の作品も良いし、土蜘蛛草子絵巻はすっごく面白い

勿論、「夏秋草図屏風」にもうっとり。漱石展よりもやっぱり、鑑賞環境ははるかに良いよ…

仏像も愛でつつ

不思議な生き物に

江戸時代の楽しい動物たち、真如苑など大日如来三体特集、和様の書の名残…とにかく見どころだらけ。そしてもう、本当に素晴らしかったのが酒井抱一の「四季花鳥図巻」。詳しくはこちらで…
東博「秋の特別公開」行ってきた
秋の特別公開、29日の日曜日までなので、ぜひ行っていただきたいのです…。
さて、この後は、趣向を変えて六本木、森美術館へ。昨日からはじまっている『六本木クロッシング』展
六本木クロッシング2013展:アウト・オブ・ダウト―来たるべき風景のために | 森美術館
3年に1度、日本のアートシーンを総覧する、と題して開かれているこの展覧会。最初の展示室で、いきなり、中村宏と風間サチコが向かい合って、まさに“対決”し、間に赤瀬川原平が挟まる構成が圧巻!中村宏は1964年の東京五輪、覆い尽くす巨大な日の丸、風間サチコの大作はおそらく秘密保全法がテーマ…


…なのだけれど。六本木クロッシング、攻めてるしすごく面白いんだけど、最初の部屋の!!!が徐々に???になるというか、このとっ散らかり様、今日の日本の『アート』の現状はこうです、と言われると、なるほどせやな…と言うか…個別には良いも多いんだけど…うーん、うーん…。まあ、六本木クロッシングがまとまりがないのはいつものことではあるのだけれどね…。

※上記写真は中村宏、風間サチコ、丹羽良徳の作品。この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示・非営利 - 改変禁止 2.1 日本」ライセンスでライセンスされています。写真掲載については下記をご覧ください
http://www.mori.art.museum/contents/roppongix2013/introduction/index.html
美術館を出て、帰宅して晩飯。近所の店で隣のおばちゃんと話をしながら飲んでいたら、1時になっておりました
在華坊(@zaikabou)/2013年09月21日 - Twilog