日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

トークイベント『江戸コードを読み解いて、東京のツボを知る』

水曜日、出社してお仕事。夕方近く、豊洲に出向いてちょっと作業。ほい、今日の仕事はおわり。向かった先は神保町

トークイベント『江戸コードを読み解いて、東京のツボを知る』にやってきた。
トークイベント 江戸コードを読み解いて、東京のツボを知る【第2回】 世界で2番目に有名な絵は 北斎が描いた、横浜沖から望む富士山!!(集英社 HAPPY PLUS ART(ハピプラアート)) | HAPPY PLUS ART
講師は牧野健太郎氏。世界で2番目に有名な絵、北斎の冨嶽三十六景神奈川沖浪裏(1番はモナリザ…ほんとかな?w)、広重の東海道五十三次日本橋からはじまって、スポルディングコレクションで語る浮世絵の世界。ただ浮世絵を見るわけじゃない、江戸東京重ね地図で江戸時代と現代を見比べながら、銀座線を渋谷から浅草へと、順に浮世絵で辿る旅。この浮世絵はこの場所からこの方向を描いていて、当時はここにこれがあって、と辿ると、メチャクチャ楽しい。牧野健太郎さんの豊富な知識と名調子

宮益坂からの富士山、旧渋谷川歩道の隠田村、勢揃坂と竜岩寺の圓座松、赤坂の桐畑と溜池、山王神社虎ノ門の滝と葵坂、香川丸亀藩の屋敷の金刀比羅神社… そして飛んで酉の市の浅草田圃を吉原の2階から眺めるまで、あっという間の1時間半の絵解きでありました。自分のような、浮世絵好きで、散歩と地誌好きで、坂道が好きで、落語が好きて、近世風俗志を愛読してる身からすると、そう、それな!と、あらゆる知識のストックが有機的に結合して絵になっていく感じ、頷きっぱなしの内容で、それはそれは楽しかったのでした。
それにしても、ボストン美術館所蔵、スポルディング・コレクションの浮世絵の美しさよ…。公開禁止で秘蔵されてきたんですね。拡大に耐えるデジタル化の鮮明さも見事。データが詰まっている牧野さんのパソコン、そのまま欲しい…
:: Amuse Museum :: [UKIYOE THEATER]
詳しく記事を書いてらっしゃる方、いらっしゃるのでご紹介
【Event】北斎のキャットストリート | HAPPY PLUS ART「江戸コードを読み解いて、東京のツボを知る」 - Salonette
終了後は水道橋までぷらぷら歩いて、帰宅したのでありました
在華坊(@zaikabou)/2015年02月04日 - Twilog