千葉市美術館『初期浮世絵展』と清澄白河
金曜日、ですが、本日はお休みをいただいております。年休も溜まってますからね…。家事をもろもろ片付けて、9時過ぎに家を出て、横浜から横須賀線総武線に乗って千葉へ。千葉市美術館『初期浮世絵展』を見る
江戸初期の風俗画からはじまり、菱川師宣を浮世絵の始祖とし、鳥居派の芝居絵、懐月堂派の美人図、マルチタレント奥村政信の活躍、そして紅摺から錦絵へ…と。
つまりですね、江戸時代になってから、我々がよく知るところの『浮世絵』がどのような経緯をたどって誕生していったかを、江戸における文化の動向を探りながら極めて精緻に解説してくれる。それも、見たことの無いような貴重な作品を、多数、海外からも集めて、というわけでありまして。
これはもう、浮世絵に興味のある人は、万難を排していかなきゃいけない展覧会だと思いましたよ。千葉市美術館はほんとにすごい。
詳しくは、はろるどさんのブログを見てくだされ…
お昼ご飯はいつものように、千葉市美術館前の、中華料理、宝家。この極限まで傾いた中華料理屋、平日の昼時はわりと繁盛しているのだが、腰の曲がったおじいさんがプルプル手を震わせながら非常に辛そうに調理しており、見ている方まで辛くなってきた。で、チャンポン450円
しょっぱいけどわりと好きです。店の傾きはますます激しく、老店主の腰はますます曲がり…どうぞお元気で…
その後、東京まで戻り、三菱一号館美術館のカフェでアフタヌーンティ。紅茶でおなかたぷたぷ…
有楽町から銀座あたりをぶらぶらして、その後、清澄白河へ
無人島プロダクションで、風間サチコ「電撃!!ラッダイト学園」テイストはしっかり風間サチコなんだけど、そして暴力装置としての学校を解体していくテーマはしっかりあるんだけど、すっごく頭が悪い感じ(褒め言葉)に仕上がっていて楽しいです。その後…
無人島で教えてもらい、徒歩5分でオープンしたてのギャラリー「S.O.C.」で、金氏徹平らのグループ展。シュウゴアーツにいた人が開いたギャラリーで、天井が高く、ロフトもある面白い空間だった。
清澄白河には2016年問題がある。徐々にコマーシャルギャラリーも集まり、カフェなどもどんどん増えてきたところで、1つの核である東京都現代美術館の 3年に渡る長期閉館。特にギャラリーには死活問題。都現美の中の人とも協力して、この場所のプレゼンスを保つ活動、なんらかしていきたいとのこと。
お約束でかねゑ越前屋も覗いて、日本酒購入して、大江戸線に乗って大門。京浜東北線に乗り換えて帰宅。宅急便を店頭で受け取って、ばんごはんは家で、今年分のプロ野球選手名鑑を眺めながら食べておりました