日毎に敵と懶惰に戦う

はてなダイアリーから引っ越しました。酒と食い物と美術と旅と横浜と建築と演芸と…

互助会かどうかはともかく、私は面白いブログを読み続けたい、というお話

はてなブックマークの互助会問題はずっと燻り続けている。今回の「おのにち」での言及の具合が程よい熱量を有していたので、ブクマ、メタブクマが盛況なことになっており

過去に言われたものを含め、互助会問題に関する論点が、かなり出揃ってきている感がある。それぞれ、いちいち頷く内容ではあるのだけれど、突き詰めると、昔からはてなに居る人と、最近はてなで書いてる人の、世代間闘争になるのかな…という思いは否めない。

上記に言及した増田の記事も、ブクマ欄を含めて、いろいろな論点を与えてくれているので、合わせて読まれたい(自分が書いたと明言している中の人がいる記事ですが)

例えば、私がブクマで言及したことだけれど、今日話題に上がるような『互助会』(以下、敢えて説明せずに互助会という言葉を使います)と、はてな村奇譚と

あるいは、所謂「はてサ」の人のブコメ欄で、賛意と星が飛び交うっているのとに、どのような違いがあるのか。それぞれ何が違うんですかと提起してみて、それはコンテンツの質の違いだとか、コンテン ツの開かれ具合だとか、いくらでも説明しようとすればできる。増田の人の言っているようなことは、心情的には大いに理解できる。

できるけど、客観的に優劣を比較して指標を作れって言われたら無理ですよ。はっきり言って。そんな指標を作ることはできない。

互助会、互助会と言われるが、互助会でかかるブーストはせいぜい50まで。それ以上になるには、やはり互助会に留まらない質や論点や炎上が必要になる。たとえば今回、話題の発端になったリンゴ日和だけれど、ブログを開始して1か月と経っていないこのエントリ

この時点で500近くのブックマークがついていて、概ね好意的に評価されている。互助会だけでこれは無理。実際、リンゴ日和の人は、ブックマークでの営業活動もそれなりに上手だったとは思うけれど、それだけで本が出るようなものではない。ワニブックスが『毎回○○ブクマ、何万PV!』で本を出すほど軽率とも思えない。(星海社ならあるいは…)

わたしがこの方の記事を好きかと聞かれれば、それほど興味はないけれど、きちんと相応に評価されるに値するコンテンツであるとは思うわけです。

だから、互助会互助会言っていても、所詮は数十レベルなのであるから、それ以上のブックマークがついたものも見ている分には、それりのレベルを維持してはいる。互助会云々に大騒ぎする必要は無い。とはいえ、結局、数ブクマ〜数十ブクマから100とかに押し上がるのは、そこに押し上げるためにブックマークする人が存在するわけで、その人たちがどこから情報を得るのか、という話になる。

その情報源を、新着などに求めていた人にとっては、互助会ノイズは辛い。仲間内で回している褒め合いエントリが延々出てきたら、なかなか厳しいものがある。でも、新着やホッテントリは諦めて「お気に入り」のラインナップを最適化してる人にとっては、それほど辛くはない。だからある意味、お気に入り活用している古参の人にとっては、互助会云々言っても、視界に入ってこなければいい、見なきゃ済むんだからいいよ、とも出来るんですけどね。

例えばお気に入りじゃなくても、昔なら、はてなブックマークのアクティブユーザーもそれほど多くないし、ブックマークするときの意識もある程度抑制されていたので、数ブクマの新着からでも面 白いものを探しやすかった。だけど、これだけ規模が大きくなったのに、数ブクマの新着に質の安定を求めるのがそもそもの間違いなんでしょう。

だから自然と、「お気に入り」ばかり愛用するようになる。そうすると快適にはなるんだけれど、今までの自分のお気に入りのアンテナに引っかからないような良質の新人をどう拾うか、という話になってくる。

なんにも手がかりが無く、面白いブログを見つけるのは骨です。だからある程度、はてなブログをはじめた時期が近い人同士でブクマをつけあって、それなりに視界に入るところに引き上げましょう、というのは理解できるんです。もちろん、そんなことをしなくても突如綺羅星のように現れる天才もいるけれど

よいコンテンツなら宣伝しなくてもだれか見つけてくれるはずと言うほど、私はナイーブでもない。

だから理解できる…理解できるんだけど、わたし好みのコンテンツを書くような人は、大抵、互助会的コミュニティにはいないのですよね…。かつては「キーワードで繋がる」とかで似た話題について書いている人から探せ たりしたんだけれど、いまはそれも難しいだろうし。だから、もう、Twitterの検索とか、アンテナを最大限に張って見つける努力をするしかないのです。そしてそれを、お気に入り同士で共有していく、という道が正道なのでしょう。

だから私は、はてなブログはてなダイアリーで興味深い内容を書いているようなところを発見したときは極力ブクマ、あるいはブログで紹介するようにしている。どうか古参の皆様におかれても、ブログというものが好きならば、はてなブログだから酷いとか一絡げにせず、積極的に面白いものを探していただきたい。そして、共有していただきたい、と思うのです。

ノウハウ本を薄めたようなエントリはいらない。中の人の生活の中の静かに秘めた思いのようなものが溢れてているブログ、どこにも情報が無いから自分で書き残さなければ、という思いに溢れたようなブログが、読みたいのです。

だから、いかにも互助会的に上がってきた記事でも、内容が面白かったら普通にブックマークして、互助会揶揄みたいなのじゃなくと普通にコメント書こうと思ってます。いかにもアレでアレだと思ったら、2Fで揶揄することはあると思いますが…

ところで、自分のブログを〝互助会”で検索していたら、10年以上前の記事があったので貼りつけておきます。なんだ、10年くらい、あんまり状況変わってねーじゃん…