木曜日、文化の日、祝日。日暮里から千駄木を越えてぶらぶらお散歩し、本駒込近くの養源寺に行く
ここで開催中なのが、しのばずくんの本の縁日2016
『「一箱古本市」の不忍ブックストリートが本好きも地域の方も楽しめる新しいブックイベントをはじめます!』ということで、素敵な出版社と、古本屋が集った本のイベント。
とにかくもう、好みの本ばかりでヤバい。農文協、京阪神エルマガジン、本の雑誌、亜紀書房、羽鳥書店…好きな出版社ばかりではないか。古書コーナーも素敵だし。お財布があぶない…
買ったもの。農文協は『聞き書き〇〇の食事』のTwitterアカウントが素晴らし過ぎる出版社ですが、本も素敵すぎて次々買ってしまう。農家が教える発酵食の知恵、世界の手づくり酒宝典、いずれも図解豊富、伝統への敬意と科学の視点が両方しっかりある本。雑誌『うかたま』も定期購読したいなあ。
京阪神エルマガジンは私にとっての神出版社。『横浜本』すごいですよね!って話を中の人と盛り上がれて、超嬉しかった。ムックは書店でかなり棚を貰ってるからと、今日は敢えて単行本を多めに持ってきていて、京都の迷い方AtoZと、おじさんの京都を購入。ブックカバーもろた。
京阪神エルマガジン社の『横浜本』を作っていた当時は、こちらにはまだ常駐のスタッフもおらず、安宿をとって泊まり込み、レンタサイクルを借りて横浜を走り回って取材しまくって作ったそう。それで、どこよりも素晴らしいガイドブックなのだからすごい。
その他の出版社も、スパイスの本とか、街の本とか、素敵な本がいろいろあって、しかしきりがない…となくなく、これぐらいにしました。情熱を持って本を作っている人と直接話をしながら買えるの、素晴らしいな
古本コーナーでは「湯呑みと土びん」は茶文化への視点も豊富ですごく丁寧に作られた本で、この中央公論の『暮しの設計』シリーズ、他のも欲しい。河出書房の東京24時間は岩波写真文庫の後追いシリーズだけど、昭和30年の東京の暮らしが写真たくさんで紹介されていて楽しい。
洋酒天国のミニサイズの本、揃いで15,000円で売っていて結構悩んだけど買わず。Twitterで、他に買った人がいたみたい。魅力的だよねえ、あれは。
とにかくお天気もよくて気持ちよくて、楽しかった。本駒込から地下鉄に乗り、白金台へ。途中の中華料理屋で昼飯を済ませ、高輪公園へ行く。
こちらは、茶友の会主催の、『青空のもとで中国茶を愉しむ会』。公園にゴザや毛氈をひいて、時間内にいくつかの茶席を廻ってお茶を楽しむという会。これも天気が良くてよかったなあ。
岩茶や東方美人茶をいただいて、3番目にいただいたこれ
湖南省特産の黒茶、黒磚茶(こくせんちゃ)をいただきまして
レンガのように固めて長期保存ができるお茶で、かつては辺境との茶馬貿易に活躍したそうな。長期保存すればするほど味わいが増すそうで、美味しい。今まで飲んだことがないものを飲む楽しみ、でありました。
その後、品川のエキュートで泡盛の試飲をさせてもらったりして(この琉球ティーアワーっての、面白かった)
お惣菜買って帰宅したのでした