新川で繋がる酒と店の縁
月曜日、朝の速いお仕事。朝飯はコンビニで買ったパンを食べつつ移動し、練馬へ。寒い。昼過ぎに終わって、やはりコンビニで買ったパンを食べつつ移動。夕方、宝町付近で仕事が終わる。
お散歩して、人形町、甘酒横丁あたりをぶらぶら歩き。昼の顔しか知らなかったけど、平日の夕景も、良さそうな飲み屋があふれていていいな!
このあたりで働いている人が羨ましい…。日本酒のイベントもあるんですね
裏道の『小梅茶荘』にぶらり。本格的な中国茶、台湾茶、茶器を扱う、とても雰囲気の良い店だった。
さらに歩いて新川へ。『今田商店』は広島の富久長の蔵の親戚筋の酒屋。
広島を中心に、自信を持ってオススメできる厳選した蔵元の日本酒ばかりの扱いで
3杯500円の有料試飲をお代わりしつつ、四代目店主と楽しくお喋り。とても良い酒屋だ…近所に欲しい…。
今田商店で扱っている広島の酒『老亀』は東京で扱っている酒屋はほんの数軒、雑誌の切り抜きかな?蔵元を紹介する文書が今田商店の試飲コーナーにあって、読んでいたんですが。この老亀を出す店として『ほじゃひ』が載ってまして。Twitterで前から気になっていた、行ってみたい。
もちろん、お酒も買いまして。群馬の大盃という銘柄。小さな蔵だけど、最近のPenの日本酒特集でもかなり注目されたみたい。最新作も良いし、地味なラベルだけど純米酒も定番にできるような良いお酒とか。地元向けの日常の日本酒も大事にしたいというこの酒店の姿勢、好きです。
牧野酒造株式会社 | 群馬県高崎市の日本酒蔵元。群馬県最古の蔵。
さて、その今田商店のご主人と会話していて、わたしは滋賀の岡村本家の『金亀』が大好きで
やはり新川にある酒卸『大星岡村株式会社』はその親戚筋らしく…と話したら、あぁ!確かに、そこの催しか何かで、金亀ありました!と。その大星岡村株式会社も見学。
中に確かに、金亀の額があった!
と、いう呟きをしていたら、この大星岡村株式会社のアカウントの中の人が反応してくれまして
@zaikabou あっ!見つけましたね(笑)確かに弊社は豊郷の岡村本家・九代目岡村多内(酒造業上の創業者)の三男・峯三郎が明治42年(1909年)にこの新川の地に創業しました。
— 大星岡村株式会社 (@oboshiokamura) 2017年2月27日
だそうです。さらに
@zaikabou ついでに申しますと岡村家は宇多天皇を祖とする宇多源氏佐々木氏の末裔で、その分家角倉家の流れと言われ、京都の豪商角倉家は同じく佐々木家の末裔大石内蔵助の大スポンサーでしたがその姓は吉田。出身は近江国愛知郡吉田村(現豊郷町)。芝居忠臣蔵の主人公は大星内蔵助です。
— 大星岡村株式会社 (@oboshiokamura) 2017年2月27日
ということで。この社名にもなっている『大星』というの、滋賀の岡村本家の銘柄にもなっていて、忠臣蔵と関係あるのかしら?と思っていたら、ちゃんと縁があったのですね。
楽しい気持ちで東京駅までぶらぶら歩いて、東海道線に乗る。E233系、リアルタイムで、各車両の温度、湿度、乗車率、乗車人数(重量からの推計だろうけど)が出るんだな…すごいな。
帰宅して、昨日のおかずのあまりで晩飯にしながら少し飲みなおして、夜は更けていくのでした。