戸部『La Coppe』、日産アートアワード、水族館劇場
土曜日、あさごはんを食べに、前から気になっていた近所の店に。戸部の『La Coppe』というお店
女性店主がひとりでやっているのでなかなか大変そうなんですが、こちらは急ぐこともないので、のんびり待たせてもらって
したらですね、出てくるモーニングプレートがなんかすごい。お待たせしたからサービス、ということで、普通はこんなにはモリモリではないんですが
本当にサービスし過ぎで、しかもどれも手が込んでいて美味しい…。クロックムッシュは通常バージョンだと思うけど、素材も調理も素晴らしいし
あんまり良かったので、ついでにミルクレープとプラムのタルトいってしまいました最高
で、めっちゃ安い。ランチメニューもどれも惹かれたので、また来よう。
午後からは、BankART Studio NYK『日産アートアワード2017』を見る。
人類館事件を題材に日本人とはと重層的に迫る藤井光がずっしり重い。
ハッタリ過剰気味に栄光と失墜が複雑に絡み合う田村友一郎
執拗に描く日常生活の上に執拗に米軍機が舞う石川竜一
前回は全体としてポップだったのだけれど、一転して重さがあった。前回はこんな感じ
日産アートアワードは第1回以来、BankART Studio NYKで開催されている。それに限らず、開館以来、あの空間の独特な存在感なくては成り立たない展覧会が数多く開催されている。横浜にとって、何物にも代え難い価値のある場所だと思う。閉鎖のニュースは極めて残念…なんとかならぬものか。
さらにぶらぶら、象の鼻パークや日本大通りではベトナムフェスタ開催中だけれど、雨で出足が控えめ。水上人形劇をちょっと眺めて
さらにぶらぶら歩いて、寿町へ。盗賊たちのるなぱあく、当初よりいろいろ増えているが
ドザえもんは変わらずであるぞ
整理券を受け取って、一旦撤収、伊勢佐木町で麻辣湯
で、戻って、水族館劇場『もうひとつの この丗のような夢 寿町最終未完成版』を見る。台風迫り、雨合羽が並ぶ泥だらけの前芝居から
テントの中へ。満員の観客の熱気と舞台を覆う大量の水が渦巻き、小屋を叩く豪雨の雨音と台詞が激突し、その外の現実から船が現れるのだった。一夜の夢、堪能しました。
能も、狂言も、歌舞伎も、新劇も、新派も、大衆演劇も、紅テントも小劇場も前衛演劇も、その時代時代で最先端だったものが、滅びることはなく、あるものはそのままの姿で、あるものは形を変えながら、残って存続していく。面白いなあ、と思ったものです。