日毎に敵と懶惰に戦う

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原美術館『ソフィ カル ─ 限局性激痛』

日曜日、長いお休みも今日までか…まだまだ休みでも良いぞ。朝はゆるゆる過ごして、昼前にお出かけ。品川へ。駅を降りたら御殿山行きの直通バスが止まっていたので何も考えずに飛び乗って、気が付いたら原美術館に着いていた。これはべんり。

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原美術館「ソフィ カル ─ 限局性激痛」を見る。1984年の日本滞在とその末の別れ、そしてその痛みと治癒の物語。自分が置かれた状況と作品から受ける印象が密にリンクする作品だなと改めて思った。ソフィカルの旅の記録を追うことの楽しさと、辛い記憶とイメージや匂いとの結び付きにばかり持っていかれた。

以前見た時…原美術館で最初に発表された時ではなく、後半の一部が抜粋されたものを見た時は 

痛みと治癒の過程にとても胸に刺さるものがあったのだけれど、今はそういう感情が、あまり湧かないのですよね。自身の置かれた状況次第で、とんでもなく刺さる人はいるだろうな、と思うのでした。

それにしてもこの作品、ソフィカル自身の体験から15年後に作品化されたわけですが、別れた当の彼はどんな感想を持ったんだろうとも思いつつ、残り湯に入って喜んでいたことを晒されたル・モンドの記者氏がなんだかんだ一番辛いのでは…という気もいたしましたですね…。

ひらりささんが、すごく見に行きたくなる記事を書いているので、読まれたし 

原美術館、久しぶりに行って、ほんと、場所も環境も、程よい規模や作品ラインナップも、カフェの雰囲気も、ドンピシャなデート向き美術館であったなぁ、と思うのだった。写真撮影禁止がめっちゃ厳しくなってたけど。唯一の難点の品川からの距離も、品川駅前から御殿山行きの直通バスに乗ると楽チンだ。無くなるのは悲しいけど、仕方がありません

いま、原美術館を見つめ直す。これまでの歩みと閉館の理由、そして美術館のこれから|MAGAZINE | 美術手帖

カフェでスパゲティ食べて、ぶらぶら歩いて品川駅へ。有楽町に出て丸井のセールを覗き、オンデーズで眼鏡を購入。帰宅して里芋炊き込みごはん、生姜焼き、鳥とピーマンとシイタケの照り焼きを作って晩飯。ごはんのあとは長々とお茶しておりました。

在華坊(@zaikabou)/2019年01月06日 - Twilog