日毎に敵と懶惰に戦う

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日本人観光客、中国(大陸)に行かない問題、いただいたコメントへの見解

久しぶりに、みなさん、言いたいことがあるとアクセスやブクマが伸びるよなー、というのを実感した昨日の記事

ブックマークで、いろんなコメントをしていただいたのが有難かったし、参考になった。中国に何度も行くようになると、客観的な視点を失ってしまいがちなので。その中でいろいろいただいたご指摘について、念のため見解を書いておきたい

ただ、いずれにしても、ひとつひとつがハードルになっているのは確かであり、香港や台湾ならいちいち心配する必要のない事項ばかりなので、それが原因で中国を避けられるのは仕方ないと思います。

とりあえず近場の海外…で真っ先に中国大陸が選ばれるのは、諦めたほうがよさそうだな、と思えてきました。中華圏に興味を持ったらまずは台湾か香港に行っていただき、大陸にも興味が出たな、でもいろいろ心配だな…という方に、そんなことないですよ!という情報として受け止めていただければと思います

 

 

1.ネットが不自由なのが一番問題

 これは確かにそうなんだけど、簡単に回避する方法がいくつもあるので、あまり大きな問題とは認識していなかった。文中でも書いたとおり、金盾超えできるWi-Fi端末を借りる、香港SIMをAmazonで購入する、docomoauローミングサービスを使うことで、金盾を回避してgoogleTwitterFacebookInstagramも普通に使えます。ただ、中国政府の胸先三寸なところはあるので、昨日は使えてたけど今日使えない、みたいな自体は常に起きえますけどね…自分は経験無いが

 

2.スマホ決済が使えない

 微信支付にしても、支付宝にしても、外国人でも利用する方法はあるものの、ハードルが高いのは確かです。なので、無理にはお勧めしない。実際、何度も中国行っていてもこういうサービスをまったく使ってない人も多い。最近の報道だと、まるで現金がまったく使えないような印象を受ける人も多いかもですが、基本的には現金だけでも旅は問題なく可能です。北京や上海など大都市ではSuica的な交通カードを必ず入手したほうが便利なのと、大きい金額のお札は使いにくいので、10元札とか小額紙幣、硬貨をなるべく切らさないようにはしたい。

 

3.飯はそんなに旨くない、腹も壊した

 このあたり、仕事で駐在していたような人から結構出てくるので、口に合わなかったのかな、と。現地のうまい中国料理が必ずしも日本人の一般的な味覚に合うかと言うと微妙な部分もあり、その意味でも、台湾のほうが(八角苦手じゃなければ)親しみやすい味かもしれない。高徳地図のアプリを入れておけば飲食店の評判もわかるので、参考にしてほしい。あと、中国のうまいものについては酒徒さんという方のブログが全的に信頼が置けるので、そのあたりお読みください。

吃尽天下@上海 - livedoor Blog(ブログ) 

腹は…壊したことないけど…生存者バイアスと言われれば否定できない…自分は街場の食い物屋の見当を付けることに関してはわりと得意分野なので…

 

4.漢字読めるって言うけど簡体字読めない

 雰囲気でだいだい察して!あと、iPhoneなら簡体字も手書き入力したり、繁体字に変換したりする機能もあるので、活用してほしい。

スマートフォンで中国語入力をするには?―iPhoneとAndroid | Chinese Station

 

5.スリとかぼったくりとか被害にあった

 まあ無くはないだろうけど…。自分の場合、タクシーはホテルで呼んでもらった時だけ、他は地下鉄とバスで移動、地元の人が大勢いる店で買い物も飲食もする、街中で声を掛けられても反応しない…ということで、被害に会ってないのかもしれません。これまで運良くひどい目にあってないだけと言われると、そうなのかもですね。

 

6.公安怖い

 普通の都市部とか、地方でも観光地にいて、変なことをしない限りはいきなり拘束されたりはしませんよ…。ただ、つい最近も地質調査をしていた人が懲役15年になったり「変なこと」がなんなのかわからん、的な部分はあるかもですね。観光客の行動の範疇なら、軍事施設や警察などにカメラを向けないとか、ほかの国でも気を付けるようなことを気を付けるだけで大丈夫とは思います。あと、先に書いた新疆ウイグルみたいな特定地域とか、観光客がほとんど来ない田舎だと、警戒度が上がるかもです。

 

7.英語が通じない

 英語は通じませんね。通じるのはホテルでもある程度以上のグレードのところと、洒落たカフェとか、コンテンポラリー系美術館とか、ギャラリーとか、ごく一部。中国の「英語通じない」は簡単な数字も理解されないとかそういうレベルなので、とりあえず海外出たら英語、という意識の人は厳しいかもしれません。自分はホテルのフロントは英語で、中国語については你好、謝謝、不要、多少銭、それから数字程度。あとはスマホ(筆談、翻訳、電卓、高徳地図とGPSで現在地確認、高徳地図の経路検索で目的地までの行き方確認)。飲食店では指差し注文、高い場所にあるメニューはスマホで撮影して指差し注文、それでなんとかなっているので、なんとかなるとは思います。

 

8.外国人観光客を歓迎していない

 積極的な外国人観光客誘致やインバウンド対策はぜんぜんですね。国内の観光客だけで過剰気味なので、インバウンドまで手が回らないんでしょう。故宮なんかもスマホでチケットを買えというけれど決済手段と携帯番号のない外国人はどう買うの?と右往左往したし。自分の場合、観光客として特に歓迎されている感がないので旅先としてより楽しめる、変に歓迎されると興ざめと思うんですが、例えば両親を連れていくか?と言われると、香港か台湾行きましょうね…となるね、確かに。

 

9.鉄道移動のハードルが高そう

 都市部の地下鉄やリニア以外に乗りたい人は、この本を入手して熟読して!評定速度300km/h越えの高速鉄道や時速140km/hで走る客車寝台が中国全土を縦横無尽に正確なダイヤで走り、毎年数千キロの新路線が開通し、食堂車は健在で、中国鉄路楽しいから!

中国鉄道時刻表 - 中国鉄道時刻研究会

 

10.個人情報抜かれて行動は全部把握されてそう

 その通りなので、あきらめるしかないですね…

 

11.トイレが…

日本と比べちゃうとどこの国でも見劣りするよね…。所謂ニーハオトイレは、今はよっぽど辺鄙な地方に行かないと遭遇しないから、ウォシュレット必須、みたいな人以外はそんなに心配することないです。

 

12.大気汚染がひどそう

 近年は相当改善されているので、あまり心配は無いです。というか、マナーが悪そうとか、10年前どころか1年2年前のイメージで語ってもまったく変わってしまっているのが中国なので、過去の知識はあまり参考になりません。そういう、変化のスピードも楽しいところなんだけどね

 

13.あんな政治体制の国に行きたくない

自分も中国共産党については好感は持ってないし、様々な人権侵害についてはまったく許容できないけれど、人民や大地が面白い、好き、という話と、政治体制が嫌い、という話は両立できる話と思うので、中共が嫌いだから中国いかない、とかならないです。このあたりは感覚の違いと言われればそれまでなので

 

こちらからは以上です!