日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

東京都美術館『クリムト展』

金曜日、ミッフィーのお誕生日。朝から新橋へ。お仕事。昼飯に、久しぶりに東のビーフンを食べる。Twitterで警察に捕まるまでを実況していたその筋の人が呟いていた、不老町の洋食屋が、不穏な感じで興味惹かれる。昔のハマの雰囲気が濃厚なのだろうか

レストラン ヴィーノ (Vino) - 伊勢佐木長者町/イタリアン [食べログ]

午後から、お客さん来訪して打ち合わせ。定時過ぎには上がり、上野へ。

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東京都美術館クリムト展』を見る。装飾的なクリムトの絵、近づいてみると、筆致が荒々しかったり、ゴッホのようなうねりがあったり、やはり実物は見ておくべきだな、と思った。印象派琳派の中間みたいな不思議な…なんか不気味ささえ感じる不思議な風景画が、とても心に引っかかり、これがまた良かった。

展示の最初から猫を抱いたおっさん、この人クリムトなの?となり、結婚しなかったけど子供が14人とか、やはり独身を通した姉と妹と母と一緒に暮らしたとか、早世した弟の娘を愛でつつ、その弟の妻の妹と実は恋仲でラブレターが展示されていたり、最後に子とその母との葛藤云々の作品があったり…ねぇ…

やたらとクリムトの私生活とか死生観に言及したがりな展覧会だったけど、そんなにそれ必要あるのかな、という部分はあり。マーラーの奥さんが結婚する前に付き合ってて、そのマーラーの奥さんはその後、誰と結婚して、次に誰と結婚して…とか、必要な情報なのだろうか。世紀末ウィーン、そういう感じなのか?

金曜日の夜間開館で入ったけど、18:30で入場待機列は無いけどチケット売り場は大行列(上野駅で買った方が良い)。中も注目作品は5重くらいに人が取り囲み、流れはあるから見るには見られるけど、隙間を縫ってという感じで整列は無く、車椅子の人や、ベビーカー引いた人は、相当大変だと思った

それでも、20時の閉館直前に、人もまばらになった《ユディトⅠ》《ヌーダ・ヴェリタス(裸の真実)》《ベートーヴェン・フリーズ》などじっくり見られて良かったです。都美術館、ショップを過ぎたあとにエスカレーター下る途中で、また1Fの展示室に戻れること、知らない人が多いんじゃ無いかな

美術館を出てから御徒町に向かい、アーンドラ・キッチンでおなか一杯になって帰宅しました

在華坊(@zaikabou)/2019年06月21日 - Twilog