日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

『日本クラシックホテルの会』と日本のインバウンド

水曜日、レバノンで大爆発があったようで、朝から大騒ぎ。ちょっとした原爆級の爆発らしく、えらいことである。

OKPさんの宿泊体験記が素晴らしく、東京ステーションホテルに行きたくなってしまう

moognyk.hateblo.jp

「クラシックホテルの会」の中でも、ステーションホテルは金額でちょっと躊躇しちゃうんだよな。いいな。

「日本クラシックホテルの会」9ホテルの中で、いちばん気軽に泊まれるのが蒲郡クラシックホテル。自分の朝食付き7000円はさすがにバグ感あったけど、そうでなくても全体的にリーズナブル。立地も含めてのんびりしていて良い。 

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 川奈ホテルもプラン選べば、そんなに高くない。立地と文脈の関係で、他の宿泊客の様子を窺うのもわりと楽しいのが川奈ホテル 

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 奈良ホテルはとても満足感が高かった。国鉄由来で、今も賓客が多くて、JRがバックにしっかりついてるからか、隅々までケチらず抜かりが無かった。上手く安いタイミングを狙って泊まりたいホテル

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ほかに「日本クラシックホテルの会」の会員は、日光金谷ホテル富士屋ホテル、万平ホテル、ホテルニューグランド、雲仙観光ホテル、ですね

www.jcha.jp

ニューグランドは新館(タワー館)はあんまり雰囲気無いので、クラシックホテル的な文脈なら本館に泊まるべきだと思う。泊まった時の話ではないが… 

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立地とお値段の関係で、一番ハードルが高いのが雲仙観光ホテルかもしれない。長崎空港から車で1時間半。オーベルジュ的に2食するでしょう当然、みたいなホテル。公式サイトで検索したら4.5万とか出てきて、それくらいなら…と思ったら、1人分と気が付いてヒェッ…となった。2人で平気に8万とか10万とかになる。

http://www.unzenkankohotel.com/

今回のGoToは、こういうところに泊まるチャンスではあるよね。それにしても、日本のホテルはいい加減、1人あたりの料金表示をやめてほしい。

「日本クラシックホテルの会」は全部で9ホテルで、全部、本館は戦前からあるホテルとなっている。入っていないけれど、入っていても良さそうなホテルも何軒かある。

例えば赤倉観光ホテルは入ってない。しかし赤倉観光ホテル(赤倉帝国ホテル)は1965年に火災で全焼してしまい、模して再建したものなので、入っていないのだろう。同じように、上高地帝国ホテルも戦後にほぼ同じ形に再建している。この2軒と川奈ホテルは大倉喜七郎が作っていて、帝国ホテルとホテルオークラは父親の大倉喜八郎が作っている。

戦前の建築でそれなりの格があり、条件的にも入っていて良さそうなのが十和田ホテルなんだけど、少し考え方が違うのだろうか。戦前に作られたこの手のホテルでも、国策的に外国人をもてなすためのもの、私設で外国人向けのもの、必ずしもそういう目的ではないもの、いろいろあるし、そういう歴史を前面に押し出したくないホテルもあるのかもしれない

公式【十和田ホテル】十和田湖・奥入瀬渓流散策の拠点に

ホテルニューカマクラは大正時代の建築だけど非常にリーズナブルで一度泊まってもよいかもしれない。

Hotel New Kamakura

もとからホテルではないが、富士屋ホテルの目の前にある築100年以上の郵便局をリノベしたホテル、というのも惹かれる

https://www.hakone.or.jp/5014

歴史も格もあるホテルというと志摩観光ホテルも思いつくが、ここは戦後の1951年開業で、今のメインの客室棟は1969年。当初の建物は元は戦前の建築だけど、今は客室としては使ってないみたい。

カフェ & ワインバー「リアン」 | 伊勢志摩 ホテル

と、戦前建築のホテルは思いつくままに上げられる程度なのだけれど、旅館なら、日本中に戦前の建築というのはいくらもあるわけですね…。

戦前に作られたクラシックホテルの多くは、海外からの観光客を当て込んだもの。戦前にもインバウンドブームがあって、船で横浜に着いて日光にも行き、日本縦断して雲仙に至りゴルフもするのがゴールデンコースだった。近代美術館で見たその当時のプロモーション映像は面白かった

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 1936年の映像の中には、私が確認した範囲でも、帝国ホテル(もちろん、フランク・ロイド・ライトのそれである)、富士屋ホテル奈良ホテルは出てきた。旅の経路的には、他にニューグランド、日光金谷ホテル、雲仙観光ホテルにも泊まるのではないだろうか。

映像の中身を説明した本も存在したようだ。これにはニューグランドも写ってますね

『日本3週間の旅』 - 青羽古書店 AOBANE Antiquarian Bookshop - 洋書・美術書・学術書

クラシックホテル、以前はそう高くなかったところでも、改装して、格をガーッと上げたりしている。東京ステーションホテルはもっと安かったし、雲仙観光ホテルももっと気安く泊まれるホテルだったらしい。改装して客室を大きくしたり、敢えて大きな客室しか開放してなかったり、ラグジュアリー感の演出をしているようだ

トップインタビュー ㈱堂島ビルヂング 取締役 ホテル事業部長 雲仙観光ホテル 総支配人 船橋 聡子 氏 | ホテル・レストラン・ウエディング業界ニュース | 週刊ホテルレストラン HOTERESONLINE

キャピトル東急とか、パレスホテルも、改装前後で価格帯がずいぶん変わったホテルも多い。戦前の富裕外国人向けのホテルという性格に、回帰しているのかもしれない

……

そんなこんなで、とにかくお仕事。感染者が急激に増えすぎたために、台湾から高リスク国に格下げされた、とのニュース。海外は本当にしばらくお預けになりそう。国内に行くしかないですね…

帰宅して夕ご飯の支度、茗荷と枝豆の炒め物、ジャガイモと舞茸の炒め物など作る

在華坊(@zaikabou)/2020年08月05日 - Twilog